正史三国志「馬謖伝」の全文訳と解説をするで

馬良の弟の馬謖は字を幼常といい、
荊州従事として先主（劉備）に従って蜀に入った。

※字の法則として伯仲叔季というものがあるンゴ
　それぞれ長男次男三男末っ子を指すンゴ
　兄の馬良が季常なので四男、馬謖は五男だと思われるンゴ

綿竹・成都令、越?太守となった。

※それぞれ益州にある

才能は人より抜きん出て、軍計を論じることを好み、
丞相の諸葛亮はとても才器が深いと感じた。

先主（劉備）が死ぬ際に諸葛亮に言って曰く、
「馬謖は言葉が実質を過ぎている（伴っていない）、
　大事に用いるな、亮よそのことを察してくれ！」

※劉備は馬謖のことを見抜いていたンゴねえ
　まあ、??やホウ統の件を考えるとプラマイゼロやけどな

諸葛亮はそれでも馬謖を参軍とし、会うたびに論議して、それは夜にまで及んだ。

襄陽記曰く。建興三年、諸葛亮が征南に赴く際、馬謖は数十里これを送った。

馬謖は答えて曰く、南中は険しく遠く、服従せずに久しくあります。今日これを破ろうとも明日には再び背くでしょう。公（諸葛亮）は国を傾けてまで北伐に向かい強い賊（曹軍）を破ろうとしております。彼らが国を空けることを知ればすぐにでも背くでしょう。

もし遺族まで殲滅して後顧の憂いを絶てば、それは仁者とは言えず、またすぐには出来ません。兵を用いることは、心を攻めることを上策とし、城を攻めることを下策とし、心を戦わせることを上策とし、兵を戦わせることを下策とします、どうか心を服従させて下さい。」

諸葛亮はその策に納得して孟獲を赦すことをもって南方を服従させた。そのため諸葛亮が死ぬまで南方は再び背かなかった。

※劉冑っていう人物が背いて馬忠や張嶷の活躍で乱を治めている
　この記述の信憑性は少し低いンゴ

次から本文いくで

建興六年、諸葛亮は進軍し、祁山へ向かった。

※いわゆる第一次北伐のことやな

このとき、宿将に魏延、呉壱（呉懿）らがいた。
諸将は皆彼らに命じて先鋒にするように言った。

諸葛亮は諸将と違い馬謖を抜擢し、
大軍を統率させて前軍とし、魏の将張?と街亭において戦わせた。

張?に破られて兵は離散した。
諸葛亮は軍を進める場所が無くなり漢中へ撤退した。

馬謖は獄中で物故し、諸葛亮は涙を流した。

※物故は劉璋伝曰く動けなくなることらしいで、即ち死や

良死時年三十六、謖年三十九。

馬良は三十六歳で死に、馬謖は三十九歳で死んだ。

次からは諸葛亮伝の抜粋

諸葛亮は馬謖を諸軍を監督させて前軍とし、張?と街亭で戦わせた。馬謖は命令を違え挙動はまともでなく、張?に大いに破られた。諸葛亮は西県の千余りの家を引き抜いて漢中に帰った。諸葛亮は馬謖を殺して諸将に謝罪した。

※これが有名な泣いて馬謖を斬るやで

向朗は平素より馬謖と仲が良く、馬謖が逃亡した際、
向朗は知ってて情報を（諸葛亮に）提供しなかった。

※馬謖は実は逃亡したんやで
　斬られて残当

明日は張遼伝から抜粋してやろうと思うんやがええかな？

他にも水滸伝語りやファイアーエムブレム語りなら自信あるで