正史三国志「張遼伝」の全文訳と解説をするで

太祖（曹操）は孫権征伐から帰還する際、
既に張遼と楽進、李典らに七千余りの兵を率いさせ合肥に駐屯させた。

太祖（曹操）は張魯を征伐する際、護軍薛悌に命じて、
箱の隅に「賊至れば開けよ」と教えておいた。

※曹操はこの後の状況を予測してたんやな
　やっぱり戦争に関しては天才的や

張遼曰く「公（曹操）は遠征で外にいらっしゃるため、救援に参られるころには我らは必ず破られているだろう。然るにこの教えをもって体制を立てぬうちに逆に攻撃を仕掛け、その勢いを挫いて皆を安心させ、その後守るべきだ。

成功と失敗はこの一戦に掛かっている。諸君らは何を疑うのか？」李典もまた張遼に賛同した。

ワイは蜀にもこういう人材がおればと常々おもうわ

張遼は夜に募兵をかけ、敢えて従う兵士を八百人得た。張遼は牛を叩き潰して将兵に振る舞い、明日の大戦に備えた。

明け方、張遼は甲冑を被り戟を持ち、先頭に立って敵陣を陥れ、数十人を殺し、将二名を斬って自分の名を大声で叫び、城塁に突撃し、孫権の間近にまで迫った。

※演義ではよくあるけど正史では数少ない将軍自身の突撃や

孫権は大いに驚いて群集はどうしてよいかわからず孫権は高い塚に登って長戟をもって自分の身を守った。

張遼は孫権に降りて戦えと罵るも、孫権は動かず、
張遼の将兵が少ないとみると、張遼を幾重にも取り囲ませた。

張遼は周りのものを指揮しながら、前へと突撃した。包囲は開き、張遼と麾下数十人が脱出した。残された兵が呼び叫んで曰く「将軍は我らをお見捨てなさるのですか！」

張遼は再び包囲網へ突撃し、残された兵を救出した。
孫権の兵馬は皆壊走し、敢えて張遼に当たろうとするものはなかった

※演義より正史の張遼が半端ないと言われる理由ンゴ
　牛金を救った曹仁に匹敵するンゴねぇ

明け方から日中まで戦い続けたが、呉の人は気力を奪われた。
（張遼は城を）守りに帰ると皆は安堵していて、諸将は感服した。

孫権が合肥を十余日見守ったが、城は抜けず撤退した。張遼は諸軍を率いて追撃したので、何度か孫権を捕らえられそうだった。

太祖（曹操）は張遼の武勇を壮大だと思い、征東将軍に任命した。

ちなみに
征東＝寿春
征南＝新野
征西＝長安
征北＝薊
を守るらしいで

建安二十一年、太祖（曹操）は再び孫権討伐を行おうと合肥に到着した。張遼が戦った跡地を巡行して長く嘆息し、張遼の兵を増やした。諸軍を多く留め、居巣に駐屯させた。

明日はお昼の12:00から武帝紀（曹操伝）やるんで
時間があれば見てってクレメンス
他にやって欲しい人物いたらそっち優先するんで書いといてな

ほな、また