キングオブDQNとしてこのスレでは有名な政宗だが
実はおばあちゃんッ子だという意外な側面があった。おばあちゃんとは勿論、輝宗の母親であり、岩城重隆の娘、かつて晴宗が婚礼前に拉致して強引に妻にしたという逸話をもつ久保姫である。
幼少の頃、眼を失って醜い容貌になってしまった後、母親の義姫は政宗を疎んじだしたようだが、容貌も気にせず、自分をとても可愛がってくれた優しいおばあちゃんの久保姫を、政宗は終生慕っていたようだ。
米沢から岩出山に移封された際、おばあちゃんの久保姫は根白石という場所に移った
ここは久保姫の故郷の岩城に似ていたらしく、政宗に「おばあちゃんはここが気に入ったの死んでもぜったいここを動かさないでね」と遺言して亡くなり、根白石に葬られた。
政宗はおばあちゃんのために根白石に宝積寺という寺を建てて供養した。
さて、根白石は岩出山からはかなり遠く、仙台に城を移してもまだ遠い場所だった
ちょくちょく墓参りもできないなと思った政宗だが、おばあちゃんの遺言もあるから墓を移すこともできない。
ということで、なんともう一つ、仙台城下にも寺を建ててしまった。
政宗は、仙台にいる間は朝夕、城から寺の森を目印にして手を合わせていたという。
おばあちゃん子だなぁwほほえましいw
ニュース
>>375
義光「おっと、オレの妹の悪口はそこまでだ」
政宗はおかんの位牌手作りしたり、朝鮮から土産送ったり、かなりのシスコンだと思うが。
あと義姫が疎んじだしたのは容貌じゃなく、成長にしたがってDQN元服デビューした政宗にあきれたんじゃないかとこの頃思うw
義光「それシスコンじゃなくてマザコンだろ・・・」
名人久太郎
堀秀政が越前北の庄城主に栄転してしばらくの頃、城下の辻々に
「左衛門督(=堀秀政)の悪政の数、20以上あり」との前置きをして、秀政の政治を20か条にわたり弾劾する立て札が立てられた。
家来たちはその立て札を持ってきて、
「立て札を立てた不届き者の犯人を見つけ出し、重罰にすべきです」と秀政に進言した。
その報告を受けた秀政は立て札の条文を何度も読み返すと、なぜか正装に着替えて口をゆすぎ三度も立て札を押し頂いて、
「まことにありがたい忠言である。これはまさに天からの下されものである。直ちに、諸役人を呼べ。」と言った。
秀政は集まった役人に、
「この立て札に書いてある条文の内容を直ちに糾明し、過酷な政策は削り、領民に煩わしい政策はは直ちに廃止せよ。ともかく旧弊はすべて改めるのだ!」と命令した。
領民たちは、この秀政の善行を大いに喜んでのちのち秀政のことを、「品行(=名人)左衛門督」「名人久太郎」と、ほめ称えたという。
出典「藩翰譜」
確か、家来の反対を押し切って泣き虫の家来を召抱えて冠婚葬祭の使者として
重宝したとかいう逸話もあったよな。
上手な金の借り方
島左近は筒井家を出て牢人となったが、収入がないので生活が苦しくなった。
左近には、吉野に住んでいる金持ちの親戚がいて、この者に借金を申し込んだがこの親戚は欲深のドケチで、冷たく断られた。
そこでいろいろ思案した左近は、口のうまい人を探し出し次のような口上を述べさせることにした。
「この前に借金を申し込んだけど、貸したくないなら貸してくれなくても結構だ。しかし、オレが借金を申し込んだのは、あなたが大切な親戚だからなのだ。そもそも、金銀財宝を人に施すものは、子孫が永久に繁栄し家がますます栄えるものだ。逆に、施しをしないものは、災害をかならずこうむるというジンクスがある。その話を聞いたゆえに、あなたに災害が被らないように借金を申し込んだのだ。」
それを聞いた親戚は欲深の性格だったので、使者の口上にコロリと参って左近に十分過ぎるほどの金を貸したという。
この逸話は何度読んでも、この親戚が欲深いようには見えないので解釈に困る。
ある種の宗教詐欺なんじゃ無いかとすら思えるw
金を貸すことで家産繁栄するなら、貸した金がそれ以上になってリターンされる
ってことで、欲深が飛びついたって意味じゃね?
>>389
この親戚が、例えば左近が筒井家に仕官していた時代に散々世話になっていたけど、いざ牢人となったら冷たくした、なら、「強欲」ってのがすんなり入るし、因果応報的な逸話として納得できるんだけど、その前提が全く無い、突然現れたわけのわからん親戚が金せびりに来るって、断られて当然のシチュエーションじゃないですかw
そこがどうも引っかかるのですわ。
>>390
「吉野に住んでいる金持ち」なら筒井家に仕えていた左近を知らないはずがない。
「突然現れたわけのわからん親戚」ではないはず。
浪人すれば困窮するのは当たり前
そんな親類に借金を申し込まれたらいくらかでも貸すものではないかと。
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