近世

中世ヨーロッパに於けるペストを語れ

1: 名無し 2009/12/26(土) 23:30:20 0
ヨーロッパの全人口の1/3が死んで歴史を動かした病気

2: 名無し 2009/12/26(土) 23:38:00 0
これって何でヨーロッパであんなに猛威奮ったの?
不潔だったのはわかるが、どっからきたん?

4: 名無し 2009/12/27(日) 05:00:40 O
道路に汚物まきちらしてたからじゃないのか

25: 名無し 2010/01/03(日) 16:14:59 0
1.
13世紀にモンゴルが入ってきて
アジアのステップ原産ペスト菌を媒介する蚤が入ってきた

2.
中世西欧では猫が忌み嫌われて駆除されていたためネズミが多かった

3.
1の蚤が2のネズミについて広がった

4.あぼ~ん

スラブの文化の人たちはカトリック圏や正教圏にかかわらず
猫を大事にしたのでセーフ

3: 名無し 2009/12/27(日) 01:10:45 O
人が減って効率のいい農地のみ耕す事になり
一人当たりの農業生産が増加
余剰作物が生まれ大量の知的産業従事者の雇用余地が生まれる。
そしてルネサンスが始まった

5: 名無し 2009/12/27(日) 16:50:04 0
最初はどっから来たんだ?

6: 名無し 2009/12/27(日) 16:57:16 0
>>5
モンゴル、イシク湖周辺より
黒海・エーゲ海を経由して
ヨーロッパに伝わったそうな。

41: 名無し 2010/01/11(月) 14:08:43 0
>>6
雲南地方からきたんじゃなかったっけ?

7: 名無し 2009/12/27(日) 16:58:56 0
1347年の最初の被害から1450年までの一世紀の間、ヨーロッパの人口は少なく見積もって30から40パーセント、多くて60から75パーセントを失った

らしい。

10: 名無し 2009/12/28(月) 00:02:29 0
マジこの時代地獄みたいだったんだろうな
映像があれば・・・

11: 名無し 2009/12/28(月) 00:10:05 0
コナン・ドイルの「白衣の騎士団」だかその続編だかに、黒死病を肯定的に書いてある文章があったような。
むろん悲惨な歴史だが、それがあったから新しい階層が英国を活性化させたという筆致で書いている。

14: 名無し 2009/12/29(火) 16:11:40 0
ペストといえばヨーロッパ。
タタールの襲来も原因とはいえ、中世同時期の中国で発生記録が無いのが不思議。

46: 名無し 2010/07/04(日) 02:24:01 0
>>14
金や西夏滅亡時の戦乱や、モンゴルによる殺戮と相まって、ペスト流行後、華北では人口の8割9割が死んでたとか
そんなレベルだったとナショジオに書いてあったような記憶がある。

15: 名無し 2009/12/29(火) 17:32:53 0
いや、中国でもかなりの被害を出してるし、記録も残ってる。
『疫病と世界史』の巻末に一覧表が載ってる。

17: 名無し 2009/12/29(火) 22:28:49 0
この時代まさに世紀末のようだったんだろうな

18: 名無し 2009/12/29(火) 22:33:57 0
世界史図表とかみると
ポーランドあたりだけあんまり被害がなかったらしいが
ユダヤ人を保護してたことと関係があったりするのかね

19: 名無し 2009/12/30(水) 19:20:33 0
ポーランドに限らず、スラブ系地域は猫様が多いので被害は少にゃいのよ。
日本だって病原菌をまき散らすネズミの発生抑制に地域猫は大事なんだよ。

22: 名無し 2010/01/03(日) 14:33:12 O
ヨーロッパの人口の三分の一が死んだとよく言われるが
本当にそんなに死んだのだろうか?
誇張ではなく?

23: 名無し 2010/01/03(日) 14:50:59 0
治療法も予防法もわからない兇悪な疫病が流行ったら
それくらい死んでも不思議はない。

しかも、当時の人々は恐ろしく不潔な生活してたんだし、栄養状態も悪かったから抵抗力も弱いし。

24: 名無し 2010/01/03(日) 16:11:40 0
http://web.hc.keio.ac.jp/~asuzuki/BDMH/02Classes/01History/2009HistorySummer3.pdf

ポーランド人は猫を大事にしたから
14世紀のあのペスト大流行を免れたんだな
ペスト禍の犯人とされた西欧ユダヤ人の避難所にもなった

ポーランドで酷いペスト禍があったのは
ロシアやコサックやスウェーデンに攻め込まれた戦乱期の17世紀半ば

29: 名無し 2010/01/03(日) 22:23:13 0
>>24
17世紀にはトルコ軍の侵入があったのを忘れてはいけない。

ペストはもともと野生の齧歯類の間に見られる伝染病であり、それが蚤を介して人間に伝染されることでペスト禍が起こる。

オスマン・トルコには「自然の病巣」、野生の齧歯類の間で慢性的に流行している地域がいくつかあった。恒常的なものはクルド地方に、一時的な病巣がアルバニア、モルダヴィア、イスタンブール、アナトリア地方にあったと考えられる。

トルコの外ではカスピ海周辺の南ロシアにもあったらしい。したがってペストの流行はオスマン・トルコでは慢性的で、一八世紀初頭から一九世紀中葉までの一五〇年の間に九四回の発生を見ている。

 平賀英一郎『吸血鬼伝承』より

30: 名無し 2010/01/03(日) 23:33:42 0
>>29
トルコはポーランドに侵入したっけ?ハンガリーまでだった気がするがカルパチア山地まで来てヤン3世ソビエスキに撃退されたんじゃなかったっけ?

ただしペスト菌の宿主の蚤とそのまた宿主のげっ歯類が何らかの形でポーランドに侵入した可能性はあるね

31: 名無し 2010/01/05(火) 11:19:29 0
この当時の人間の暮らしはすさんでたんだろうな

33: 名無し 2010/01/05(火) 17:49:47 0
>>31
最近の歴史映画はリアリティを出す為に
感染症にかかり膨れた傷口跡等の描写が多い気がする。
不衛生かつ予防接種など医学が未発達だからね。

成人しても綺麗な顔立ちや多かれ少なかれ身体部位欠損の無い人間の方が少ないと思う。
衛生衛生、殺菌抗菌の現代は現代でまた逆に問題あると思うが。

34: 名無し 2010/01/09(土) 04:16:26 0
ペストって今でもあんのかね

36: 名無し 2010/01/10(日) 06:22:32 0
>>34
人間しか保菌できない天然痘などの菌なら、全ての人間から保菌者が居なくなった時点で根絶といえるが、元々げっ歯類に付く蚤が保菌しているペスト菌は、存在の確認のしようが無い。

アメリカから日本に輸入されるプレーリードックにペストが発生したのが1998年、日本でプレーリードックの輸入禁止処置が行われたのは2003年、げっ歯類の輸入届出制度が施行されたのが2005年9月。
反応が遅いのはお役所仕事だが、日本だって現在でもペスト対策を行っているよ。

人間の死者が出たケースとしては1994年のインドでの流行では患者2500名、死者50名。つい最近でもそんな状況。

35: 名無し 2010/01/09(土) 11:06:47 0
そもそもペストがどんな病気か判ってない

恐らくは今「ペスト」と呼んでる病気がペストだろう、とされてるが
そうではないという説を唱える人もいるわけで

37: 名無し 2010/01/10(日) 13:46:29 0
うわさでは黒い斑点ができるらしいが?

38: 名無し 2010/01/10(日) 15:00:36 0
黒い斑点のできる病気なんて幾らでもある
ペスト自体本来黒斑ができる病気ではなく、ペストから敗血症を起して黒斑ができる
更に細菌やウィルスは進化・変異するものであり、現在の症状と同じであるとはいえない

従って当時の症状の記載だけでどの病気かはなかなか判らない

39: 名無し 2010/01/11(月) 13:30:03 O
腺ペストと肺ペストとかもあるよな

40: 名無し 2010/01/11(月) 13:49:26 0
豚ペストもある

50: 名無し 2010/07/05(月) 09:17:24 0
中国は疫病大国だよな
王朝変わるたびに人口減りすぎ
人口増加、飢饉、栄養失調、疫病の連続だよな
ペストも全く同じ経緯だったけど
中国はそれを数百年おき繰り返している

52: 名無し 2010/07/07(水) 23:47:47 0
明末 -> 四川で戦乱のために人口激減
清末 -> 太平天国の乱で数千万人が死ぬ

54: 名無し 2010/07/13(火) 21:35:33 0
戦乱と疫病はワンセット

57: 名無し 2010/07/16(金) 05:25:50 0
>>54
だね。現代でも難民キャンプでは頻繁に疫病が発生しているわけで。ペストやインフルエンザのように平時の時に発生するパンデミックとは意味合いが違うけど、戦乱時の人口激減は乳幼児死亡率の激増が原因で、その死亡率激増の原因が衛生・栄養状態の悪化による疫病。

55: 名無し 2010/07/15(木) 04:39:12 0
あの鳥みたいな仮面の意味と言うか由来は何なんだろう。宗教?

56: 名無し 2010/07/15(木) 10:11:34 0
機能が先。後から嘴みたいだねと言われてそう描かれた。
あれは防疫服。嘴の部分はマスク。
ただし当時は細菌を防ぐのではなく、悪い瘴気を防ぐ為に香辛料、ハーブなどが入っていた。

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