項羽と劉邦 漢

項羽は不幸な境遇な人に同情して涙し、 食えない人には食べ物を与えたって話なかったっけ?

2022年11月17日

420: 名無し 04/07/15 10:43
そういう意味じゃかなり興味深い人だよね
劉邦より人間味あふれるんじゃないか
かなり歯止めが効かない人だったようだけど

 

421: 名無し 04/07/15 10:59

項羽の仁は、婦人の仁!

・・・・・・

婦人の仁でもいいじゃないか。
項羽は婦人の仁の国を造りたかっただけなのに・・・

ニュース


422: 名無し 04/07/15 11:07

身近なことで泣き、身近なことで分け合う
自分は皇帝とはならず、「王の中の一番王」覇王程度にしとくつつましさ
地元で偉ぶってる王ではなく、秦打倒に粉骨砕身した武人どもも王にしてあげる
元敵将軍も三秦王のように王にしてあげる
もちろん部下もいたわる
危険なこと、重責は部下に与えず、自分で頑張る

婦人の仁、項羽=いいひと

 

423: 名無し 04/07/15 11:19
>>422
王の横並びは乱世の芽を残す事だから、為政者としては失格だな。
普段はアメだけしか使わず、逆らうと即首を切るのはいい統治者じゃない。

 

424: 名無し 04/07/15 11:35

>>423
しかし中国は昔から(と言っても漢楚のような昔ではないが)周辺異民族を細かく乱立させ、
諸王横並びさせ、大きく固まらないように腐心し、やばそうな奴は首斬ったりして、
そしてそんな夷狄対策は成功してきた部分もあるじゃん。

項羽はまさにこれの先取り!

婦人の仁、項羽=いいひと=狙いも悪くない

 

425: 名無し 04/07/15 11:46
>>424
外を乱すための王乱立と内を統治できなくする王乱立じゃ意味が違う。
反面教師にはなったかもしれないが、先取りした妙策って訳じゃない。

 

426: 名無し 04/07/15 22:06

>>424
逆だよ、
皇帝の立場だからこそ相手に王位を与えるってことがすんなりできる、
その立場に着かず本来同列なはずの王のまま、
他の王の任免まで自由に行おうとするから世が乱れることになる。

またあくまで義帝をたてておくなら王という立場に甘んじることで倫理的に評価されることもあるが、
(周の文王にならうとかなんとか)
義帝を殺してしまっては全く問題外、正直言って全く支離滅裂、
少なくとも為政者としては最悪の部類(はっきり言って無能)なのは間違いない。

 

463: 名無し 04/08/05 13:59
劉邦の非難論点
1、項羽から漢中王に封ぜられたにもかかわらず、己の野望の為に天下を争乱に巻き込み、民百姓を苦しめた。
2、彭城に攻め行ったとき、乱暴狼藉の限りを尽くした。
3、項羽に追われたとき。、馬車から子供を投げ捨てた。
4、項羽との和睦の条約を一方的に破棄した。
5、降伏した丁公を有無言わさず殺し、鍾離眛を自害に追い詰め、私怨から季布を殺そうとした。
6、天下統一後は功臣たちを粛清した。
7、儒者から冠を取り上げて小便をかけるなど、平気で礼儀に反した行いをした。

 

464: 名無し 04/08/05 14:08

>>463
なんとなくだけど劉邦側の反論を

1、当時項羽に反したのは劉邦だけではない。項羽は民草の平和を維持することが出来ていなかった。
天命的な考えで言えば、鹿は項羽のもとには居なかった。
2、すまん、これはよく知らない。
3、儒の考えから言えば子は親のために死ぬべきものである。
4、権謀術数の一つだろう。あんな和睦を信じた項羽が悪い。
5、丁公、鍾離眛を殺したことは別に非難されることでもない。(敵なんだし)
季布の場合は政治的な判断もあっただろう。
人道的には褒められたものではないが、天下の尺度で測ればたいしたことではない。
6、5の後半に同じく。功臣を粛清するのはある意味天下人の仕事の一つとも言える。
7、それでも後には学者先生を招いて、荒くれ者の臣下達も含めて礼儀を学ばせている。

ま、適当だけど

 

465: 名無し 04/08/05 14:09
>>464
それだったら、項羽も無罪のはず

 

466: 名無し 04/08/05 14:11
いや、俺は項羽も十分無罪だと思うぞ。
ただし、穴埋め云々が事実ならばこれは暴虐といわれてしかたないし、天下を治めることができなかったのはある意味は罪である。

 

512: 名無し 04/08/31 17:02
>>466
どうして穴埋めが暴虐なのか?そもそも悪いのは秦兵だろう

 

514: 名無し 04/08/31 17:23
>>512
降伏した兵士を穴埋めしたのは
当時の倫理観から見ても「暴虐」だったんだろうよ。

 

520: 名無し 04/09/02 14:23
>>514
秦兵は暴虐にして無道。楚に降伏しながらも、逆意を抱く危険な二股膏薬である。
穴埋めにされて当然である。

 

468: 名無し 04/08/05 14:38
叛乱が起きたのは項羽の統治能力の問題だろ?
最初に叛乱を起こしたのが劉邦だっていうならともかく

 

469: 名無し 04/08/05 14:41
項羽の論功功章に不満があったからだろ?

 

470: 名無し 04/08/05 14:44
まあそれを「統治能力」と言ってみたんだが・・・。
不満があったから即叛乱起こされるってのは、やっぱ項羽側に隙があったと言えるんじゃないかね?

 

471: 名無し 04/08/05 15:02
諸侯のわがままとしか思えないが

 

472: 名無し 04/08/05 15:22
だからね。
もしも項羽が覇者として存分に力を持っていて、
「叛乱を起こしてもこりゃあ勝てねえや」と思わせれていれば
叛乱なんか起きないだろ?
別に叛乱起こした諸侯は追い詰められての蜂起じゃないんだから。

 

473: 名無し 04/08/05 15:28
↑を書いてて思ったんだが、
諸侯が叛乱を起こしたって言うけど、叛乱か?
項羽って覇王の立場に立っていただけじゃないの?

 

474: 名無し 04/08/05 16:16
いずれにせよ、諸侯が私利私欲で天下を争乱の渦に巻き込んだのは事実。

 

476: 名無し 04/08/05 16:39
>>474
それを言えば項羽も十分私利私欲だろうが

 

477: 名無し 04/08/05 16:42
>>476
どこが?

 

479: 名無し 04/08/05 17:41
項羽が反乱を招いたというなら、劉邦も反乱はされている

 

481: 名無し 04/08/05 18:22

>>479
そこで何故劉邦が出てくる?

劉邦はその叛乱によって国を失ったか?
匈奴関係はちょっとアレだけどな・・・。
少なくとも劉邦は論功行賞での不満も少ないし、
功臣の粛清もなかなか上手くやった。

 

482: 名無し 04/08/05 19:05
項羽が極悪人であったかどうかは、
時代も違うし(当時としては・・・)
相対的なものでまある(それなら劉邦だって・・・)から、
一概に何とも言えないだろうが、
統治者として失格であったのは間違いないわな。

 

497: 名無し 04/08/17 23:12
中国人は項羽のファンの方が多いって。
判官びいきってやつだよ
若いし、覇気あるし、家柄もいいし
「ぐやぐや汝をいかんせん」
ってところでみんな泣くらしい

 

498: 名無し 04/08/17 23:13
劉邦は功臣粛清関連で嫌われそうだしな。

 

488: 名無し 04/08/17 09:22
項羽がどうであれ、劉邦による項羽非難は的を得たものとは言えないだろう。

 

489: 名無し 04/08/17 09:38
あれは批難というよりは
この戦争の大義をはっきりさせるためのものだから。
宣戦布告みたいなもの。

 

490: 名無し 04/08/17 09:42
それはわかっているけど、無茶苦茶な論理だから説得力がない。

 

491: 名無し 04/08/17 09:50
当時の人々には説得力があったんだろうさ。それなりには、な。

 

492: 名無し 04/08/17 11:02
詭弁なんてモンは言った者勝ちなんだよ。

 

493: 名無し 04/08/17 17:14

必死に否定しなくちゃならないほど、
項羽=極悪人って評価は一般的じゃないよ。

あくまでちょっとでも歴史をかじったことがある人間ならば。

 

494: 名無し 04/08/17 17:25
そして歴史をかじっていなければ項羽なんて知らないし。

 

500: 名無し 04/08/17 23:44
高校の国語の教科書に載ってる漢文に
「コウモンの会」とか「長ゴン歌」とかあったから
みんな項羽と劉邦は知ってるんじゃないの?
俺が使った教科書だけなんかな

 

502: 名無し 04/08/18 02:33

>>500
教科書に載っててもやらないことがあるし。進学校じゃなきゃ、フツーにスルーだと思われ。
ちなみに漏れんトコは両方載ってない教科書だった。まぁ、3年間で2冊しか使わなかったしな。
垓下の戦いはやった。

…でも、授業聞いてる香具師いなかった…(´・ω・`)

 

504: 名無し 04/08/20 14:02
>>500
漏れの高校生は15年ほど前だが、項羽と劉邦あったぞ
コウモンノ会と四面楚歌だけだったけどね
↑肛門と変換されてちと焦った

 

505: 名無し 04/08/21 00:10

>>500
教科書に項羽という名が載っていたって、興味のない者はすぐにそんなこと忘れてしまう。
それは要するに項羽なんて知らないというのと同じこと。
大半の場合、興味があって少しは歴史をかじったくらいの者しか、
項羽が教科書に載っていたということ自体を憶えていない。
あるいはものすごい勉強家な者か。

実際国語の教科書に載っていた作品の登場人物の名前なんて憶えてないでしょ?
たまたま自分が興味を持った作品のものはともかく。

 

503: 名無し 04/08/18 13:49
漫画中国の歴史、みたいな本には項羽と劉邦が載ってた。
子供のとき読んだんだけど、その項羽の印象は
「戦は強いけど嫌われるガキ大将みたいなやつ」だった。
別に悪人とは思わなかった。

 

506: 名無し 04/08/21 02:20
オレのところも漢文は四面楚歌があったな
あとは記憶に残ってるのだけで矛盾と杜甫・李白の詩
項羽は資料集に肖像載ってたり
そこそこ楚漢期のあらすじや虞美人草の詩が載ってたりしてたけど
大半の奴は単に授業的に聞いてただけで教養的に興味持ってなかったと思う
知ってる奴が盛り上がるだけって感じだった
世界史の時も

 

555: 名無し 04/09/10 00:51
いきなり話が飛びますが、項伯が項羽にとって一番の曲者ですな。
奴が項羽を滅ぼしたといっても過言ではないです。
わたしはああいう、タイプの人間はちょっと・・・

 

556: 名無し 04/09/10 19:21:48

>>555
借りがある人物の命が掛かってるんだから、襲撃前に知らせた事自体はごく自然なことじゃないの?
それを利用して劉邦の命を救わせた張良が遣り手だっただけじゃん?
項荘の剣舞を邪魔したのは、一応劉邦とは義兄弟になちゃったから、見殺しにしたら人道的にアレだったんじゃないのかと。

っていうか、鴻門の会で項伯も宴席に加えた項羽と、それを許しちゃった范僧が甘いのでは。
大事を前に義理を優先する人物だってのはわかってたハズなんだから。

義理に流されるオッサン…個人的には好きだ…

 

557: 名無し 04/09/10 21:05:21

「義理」か・・・。
ものは言いようだな。
ただの内通者が義理の人とは・・・。身内を陥れたのに。
高く売れる時期を見計らって内通した項伯ばらとしては想像以上に高く売れたわけだ。
主を売ったのに、後世「義士」と呼ばれるとは。

まあ保身の達人ではあるな。
漢によしみを通じながら、発覚しても「かつて恩があった」と項羽に言い訳できるうえに
うまくすれば美談になるうえ項羽から信用も得られるかもしれんし。
世がどう転んでも自分だけはしぶとく生きていけるように保険かけてたのは、
この梟だけではなかっただろうけどな、

 

560: 名無し 04/09/10 22:51:39

>>557
あたりまえのことして梟かよ。
血の繋がりばっか重視して、一族滅亡なんて褒められたモンじゃないぞ。
死なば諸共って考えは中国っぽくないし。

さすがに親兄弟の関係だったら問答無用で身内売りになるけど、
親戚同士程度ならセーフじゃん?

 

559: 名無し 04/09/10 22:09:02
項伯的にはここで劉邦を生かしておいても
後々項羽を脅かすほどの存在になるとは思ってなかったのでは

 

560: 名無し 04/09/10 22:51:39
>>559
だろうねぇ。范僧以外は危惧してなかったんじゃないだろうか。
項羽軍の武力は大陸一ィィ!みたいな。秦軍片付けた後だったし。

 

566: 名無し 04/09/11 04:11:15
当時、劉邦・項羽は名目的とはいえ懐王の臣下であり、項伯も同様である。
したがって項羽と項伯は上将軍と左尹という身分のもと、同等とはいえないまでも主従関係には無い。

 

572: 名無し 04/09/11 13:57:52
>>566
なるほどね。便宜上主従関係にないから、裏切りじゃぁないと。
残念ながら便宜上の話をするなら詰めが甘い。
項羽が懐王から一軍の総司令官に任命された瞬間から、それに従う将軍どもには
項羽の指示に従う義務が発生してるんだよ。
そこには懐王の直臣も陪臣も関係ないだろ。

 

604: 名無し 04/09/13 21:54:54
張良の受けた恩を返す為に劉邦助けたんじゃないの?
何か、話題が利害関係のみ焦点になってるけど、利害関係だけで
劉邦を助けたって前提がそもそも間違いでは?

 

606: 名無し 04/09/17 20:28:17
>>604がスゲー良い事を言った
項伯は劉邦を助けようとして劉邦の陣に行ったんじゃないよね
張良を助けようとして劉邦の陣に行ったんだよ。

 

613: 名無し 04/10/05 09:07:49
義帝の暗殺はどうかと思うが、阿房宮焼き打ちの何が悪いのか?

 

616: 名無し 04/10/05 11:55:37
感陽を本拠地にする気がないなら、焼き討ちは当然の処置。

 

617: 名無し 04/10/06 00:09:38
>>616
何故当然なの?

 

618: 名無し 04/10/06 09:13:51
当然ではないにしろ選択肢の一つではある
前王朝の首都を他勢力に利用されたくはないだろ

 

664: 名無し 04/10/13 22:51:39
純粋な戦略的行動として建築物を焼き払うような人間を世間一般では「悪人」と呼んだりする。

 

665: 名無し 04/10/13 22:54:25
状況によるんじゃないのか?

 

666: 名無し 04/10/13 22:57:32
戦略的目的のみで、人々の生活基盤を根こそぎぶち壊す人間が
非悪人になる状況ってどんなんだ??

 

669: 名無し 04/10/13 23:05:38
>>666
最終的勝者になって歴史書を自分中心のものにすることが出来るようになったとき。

 

675: 名無し 04/10/14 00:18:11

>>669
建築物を焼き払った記述はオブラートに包まれそうな気がするがw

 

680: 名無し 04/10/15 05:59:01
いくら戦略的理由があっても
自分が住んでる街を燃やされればそりゃ悪人だよな

 

681: 名無し 04/10/15 07:03:14
>>680は咸陽に住んでいたそうです

 

698: 名無し 04/10/16 18:04:04
しかし劉邦が関中入りを歓迎されたのも事実であり、戦乱と始皇帝の暴虐に倦んでいた当時の時代からは、
項羽は解放軍ではないという世論形成ができあがってしまったことは大きな失点だろうね。
確かに後世漢のシステムは秦から大後退だと評され、事実だとも思うが、時代を飛び抜けた国家システムも
成り立ち得ないわけだし、かといって「項羽」と言う国家が成立するはずもない。
焼き討ちがあったか無かったかではなくて、さもありなんと思われてしまった時点で負けは確定したんだよ。

 

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