良い話

【戦国いい話70】笑った景勝、竜宮殿へ関白の手紙、渡辺勘兵衛の甥の度胸

839: 名無し 2008/10/25(土) 20:30:01

笑った景勝

上杉景勝は名将謙信の跡を継いだ重責からか、己を律すること人一倍で家臣の誰一人として、景勝が笑ったところを見たことがなかったという。

ところがある日、景勝がいつものように政務を執るため城の広間へ行くと飼っているサルが彼の頭巾をかぶって座所に座り、居並ぶ家臣たちに向かって、ああせいこうせいと景勝の仕草を真似して指図している場面に遭遇。

景勝「( ´,_ゝ`)プッ」

家臣一同「と、殿様が笑ったーーー!!!???」

景勝の生涯ただ一度の笑みと伝えられる。

 

840: 名無し 2008/10/25(土) 21:55:15

>>839
景勝は笑うのもそうだけど、しゃべることすらほとんど無かったらしいね。
家臣でも景勝が生まれつきしゃべれないのだと信じてた人間がたくさんいたとか。

そう言う意味では、地味ながら戦国屈指の変人かもねw

 

841: 名無し 2008/10/25(土) 22:00:06
そういうノリの上杉家は楽しいなオイw

ニュース


842: 名無し 2008/10/25(土) 22:00:55
しかしそんな無口無表情が売りのハードボイルド景勝は
「昨日は直江と大酒飲んで騒いじゃってごめんね!」
という手紙を家臣に書いてるのだった。
真顔ではしゃいだんだろうか超恐え。

 

843: 名無し 2008/10/25(土) 22:04:29
景勝に関しては、舟遊びしてたら定員オーバーで船が沈みかけて・・・
っていう逸話もあるな

 

845: 名無し 2008/10/25(土) 22:12:28
>>843
そんな逸話があったのか。
下手すれば親子二代続けて舟遊びが原因で死亡ってことになってたんだな…

 

846: 名無し 2008/10/25(土) 22:19:36
水難の相ですか…
無事で良かったな。

 

847: 名無し 2008/10/25(土) 22:24:24

うまく文章にできないけど

舟遊びしてたら定員オーバーで船が沈みかける

家臣達大慌て

景勝の顔色を窺う

額に青筋立てて怒っている(ように見えた。おそらく表情はいつもとたいして変わっていなかったのではないか)

家臣達ビビッて「我先に」と船からダイブ

転覆を免れる。めでたしめでたし

 

849: 名無し 2008/10/25(土) 22:49:19
舟遊びって上杉家では人気のイベントなんだろうか?

 

850: 名無し 2008/10/25(土) 23:02:41

船と言えば

秀吉の関東征伐の時のお話。

彼が京を出発し、遠江の御前崎から船に乗ろうとしたところ、船乗り達が何かごねている。
「何事か?」と訊ねると、御前崎では昔から、馬は言うに及ばず、馬の道具すら船には乗せないと言う習慣があった。なんでも、馬の皮で作った器を船に乗せただけで難破したことすらあったと言う。ましてや軍馬の輸送など。

そこで秀吉、「ではわしが何とかしてやろう」と、祐筆を呼んでなにやら手紙を書かせ始めた。

「この書状を出せばもう大丈夫じゃ!」

そこにはこう書かれていた

『このたび、北条を討つ事となり、相模の小田原に船でおもむく事となった。難なく通されたい。竜宮殿 関白』

 

937: 名無し 2008/10/28(火) 20:31:25

情けは人のためならず

藤堂高虎は常日頃家臣たちに

「自分が嫌になったら、他に仕えても良い。そしてそこが嫌になったら、又戻って来い。元の禄で召抱えてやる。」

と言っていた。
そして戻ってきた家臣には、本当にそうした。
それを不思議だと思う者たちが高虎に、なぜこんなことをするのかと訊ねると、彼はこう言った

「家来を使うのに、禄だけでは人は信服しない。仕えている以上、禄をもらうのは当然だ、そう思っているからだ。
人には、情けをかけて接しないといけない。そうしてはじめて意気に感じ、命を捨てて恩に報いようとするものだ。

どんなに高名な家臣を抱えても、情けをもって接しなければ、禄を無駄に捨てているようなものだ。」

なんとなく、彼のかつての主君、豊臣秀長の薫育を感じさせるお話。

 

966: 名無し 2008/10/29(水) 14:24:45

藤堂高虎の家来で、有名な渡辺勘兵衛の甥に、作左衛門という者がいた。

彼は大阪冬の陣の折、戦闘の際、脈のところから手を斬りおとされた。
医師がこれを見て

「これは場所が悪くて治療が難しい。いっそのこと二の腕か肘であれば簡単なのだが…」

と、つぶやくと、作左衛門はたちまち脇差を抜いて、肘のまがきより打ち落とした。

「これで治療できるだろう。すまんが先ず、血を止めてくれないか?」

平然と言う作左衛門に医師は驚き呆れたが、これならば気遣いありません、と治療をした。
高虎は後でこれを聞き、理屈ではそのとおりだがとても出切る事では無いと、作左衛門に二百石を加増した。

 

968: 名無し 2008/10/29(水) 14:27:57
>>966
すさまじい武勇伝だな。
高虎の話通りなら、当時の武士でもさすがに自分の腕を切り落とすなんて自傷行為はさすがに
そうそう出来るもんではないという事か…

 

973: 名無し 2008/10/29(水) 17:02:42
>>966
「いい話」というより「怖い話」だな
敢えて言えば「度胸のいい話」

 

【関連記事】

 

最新記事

© 2024 知識の城 群雄割拠 Powered by AFFINGER5