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【戦国いい話6】幼少の頃からその才を織田信長に認められた蒲生氏郷【蒲生風呂】

2022年7月12日

165: 名無し 2008/02/23(土) 22:39:32
蒲生氏郷の蒲生風呂とか
そんな感じの話、他にも有りますか?

ニュース


166: 名無し 2008/02/24(日) 02:27:58
↑の逸話聞かせくれ

 

167: 名無し 2008/02/24(日) 21:39:16

>>166
考証とかソースとかあやふやなので、あくまで寓話的なお話として、読んでください。

蒲生風呂(1)
幼少の頃からその才を、織田信長に認められた蒲生氏郷。
彼は若くして城持ち大名となった。だがそのため新たに多くの家臣を雇ったため、古参の家臣に十分な恩賞を与える事ができずにいた。
そんなある日、氏郷は手柄を立てた古参の家臣に言った。
「手柄を立てたお前に恩賞を与えたいが、あいにく金も所領も無い。だがせめてその労をねぎらいたい。明日、我が屋敷にお前を招いて、酒宴を開きたい。明日ばかりは戦も政も忘れ、主従も忘れて楽しもうではないか。」
恩賞など思いもかけぬ武骨な家臣も、主君の心遣いに感激し、この誘いを快諾した。

 

168: 名無し 2008/02/24(日) 22:10:33
 蒲生風呂(2)
あくる日、屋敷に赴いてきた家臣を氏郷は自ら出迎え、こう言った。
「よく来てくれた。まずは風呂につかり、日頃の疲れを癒してくれ。」
促されるままに風呂につかる家臣。しばらくして外から氏郷の声がした。
「湯加減はどうだ?ぬるくはないか?」
家臣は、
「そういえば、少々ぬるい様でございます。」
と答えた。
「そうか、しばし待て。薪を足すからな。」
再び氏郷の声。家臣は思った。(妙だな、下人にわしが直に申し付ければ良いものを…?)
いぶかしんで外を見た家臣は驚いた。薪を足していたのは他ならぬ、氏郷であった。
「どうだ、湯は温まったか?まだぬるいか?」
脇目も振らず、一心に火を焚く氏郷。顔も手も、すすで真っ黒である。

 

169: 名無し 2008/02/24(日) 22:30:40

蒲生風呂(3)
家臣は涙で声も出ない。(氏郷さまが自分のために風呂を沸かしてくれている。何と言う果報だろう!)
次第に適温を超え、熱くなる湯。だが家臣は涙が止まるまで、風呂からあがる事は出来なかった。

以降、蒲生家では氏郷自ら沸かした風呂につかる事が、金や所領に変えられぬ最高の恩賞となった。
家臣達はこれを「蒲生風呂」と呼び、これに入れた者は蒲生家家中で羨望の眼差しと、尊敬を集めたのであった。
~終わり~

 

170: 名無し 2008/02/24(日) 23:43:11
( ;∀;)イイハナシダナー

 

171: 名無し 2008/02/25(月) 00:14:58
>>167-169
ありがとう、本当良い話だ(`;ω;´)

 

172: 名無し 2008/02/25(月) 00:23:17
>>167-169
一つ感動出来る話しが増えたよ
ありがとう。

 

174: 名無し 2008/02/25(月) 07:06:08
松坂でも会津でも領民から慕われた氏郷らしい逸話だな。

 

176: 名無し 2008/02/25(月) 13:52:49
氏郷も上杉や織田と同じく石高や官位で身分の上下を決めないで感状の枚数で決めてるんだよな
風呂の価値はどれほどだったのだろうか?

 

177: 名無し 2008/02/25(月) 14:40:24
堀といい蒲生といい、信長子飼いはどうしてそんなに人の心を掴むのが巧いのか

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