「専門家による経済や政治の予測が当たる確率は、素人の予測が当たる確率よりも低い。その上、的中率が最も低いのは、最も有名で自信満々な専門家だった。」
─── フィリップ・テトロック
「ある技術系の男性が名案を考え付いた。すると会議の場で、彼のことを何も知らない社員達から質問の集中砲火だ。『市場規模はどれくらい?』『マーケティングはどんな方法でやる?』『それに対する君のビジネスプランは?』『商品化した場合のコストは?』といった具合だ。大抵の人間は、そんな質問には答えられない。そういう会議を切り抜けられるのは、最高の名案を思い付く人間ではない。プレゼンが最高に上手い人間だ。」
─── ジョー・マリノ
ニュース
「社員すら幸せにできないで、会社を上手く運営できるわけがない。」
─── 稲盛和夫
「時の車輪が巡り、幾世代が移り、残された記憶は伝説となる。新たな時代が産声をあげる頃、伝説は神話へ変わり、遂には神話さえ埋もれゆく。」
─── ロバート・ジョーダン
「ポスト歴史の日本の文明は、アメリカ的生活様式とは正反対の道を進んだ。おそらく日本には最早、ヨーロッパ的あるいは歴史的な意味での宗教も道徳も政治も無いのであろう。だが、生のままのスノビズムがそこでは自然的あるいは動物的な所与を否定する規律を創り出していた。これは、その効力に於いて、日本や他の国々に於いて歴史的行動から生まれたそれ、即ち戦争と革命の闘争や強制労働から生まれた規律を遥かに凌駕していた。
なるほど、能楽や茶道や華道などの日本特有のスノビスムの頂点(これに匹敵するものはどこにも無い)は上層富裕階級の専有物だったし、今も尚そうである。だが、執拗な社会的経済的な不平等にも拘らず、日本人は全て例外無くすっかり形式化された価値に基づき、即ち、歴史的という意味での人間的な内容を全て失った価値に基づき、現に生きている。
この様な訳で、究極的にはどの日本人も原理的には、純粋なスノビズムにより、全く無償の自殺行為を行う事ができる(古典的な武士の刀は飛行機や魚雷に取り替える事ができる)。この自殺は、社会政治的な内容を持った歴史的価値に基づいて遂行される、闘争の中で冒される生命の危険とは何の関係も無い。
最近日本と西洋世界との間に始まった相互交流は、結局、日本人を再び野蛮にするのではなく、西洋人を日本化する事に帰着するであろう。」
─── アレクサンドル・コジェーヴ
「私は一頭立て用の馬で、二頭立てにもチームワークにも向いていない。」
─── アルベルト・アインシュタイン
「科学的な証拠からすると、集団でのブレインストーミングを採用するのは正気とは思えない。創造性と効率が最優先で求められる場合には、単独作業をするよう勧めるべきだ。」
─── エイドリアン・ファーンハム
「一人で働け。独力で作業してこそ、革新的な品物を生み出す事が出来る。委員会もチームも関係なく。」
─── スティーブ・ウォズニアック
「夏の暑い日、テキサスの或る家で家族がベランダに座っていた。その内に、退屈したからアビリーンまで行かないかと一人が言い出した。そして、ようやく目的地のアビリーンへ着いてみると、
本当はこんな所まで来たくは無かったと提案者が言い出す。すると、自分も来たくなんか無かったが、お前が来たいのだと思ったから・・・という声が上がり、結局の処、全員が本心ではここへは来たく無かったのだと分かる。そんな話だ。
だから陸軍では、誰かが『どうやら我々はアビリーン行きのバスに乗ろうとしているみたいだ』 と言えば、それは危険信号だ。会話はそこで終わりにする。この寓話は、私達が真っ先に行動を起こす人の後を追う傾向が有る事を示している。それがどんな行動だろうと。」
─── スティーブン・J・ジェラス
「清教主義: 誰かがどこかで幸せかもしれないという恐ろしい不安」
─── ヘンリー・ルイス・メンケン
「長期に亘り軍を国外に張りつけて置けば、国家経済は窮乏する。」
─── 孫子
見た来た勝った
カエサル
「如何なる作戦計画も、敵の主力と最初に接触した後の事態まで確実に見通して立てることなどできない。」
─── 大モルトケ
「誰でもプランは持ってる。でもそれだって、最初に口にパンチを一発浴びるまでの話さ。」
─── マイク・タイソン
「敵の敵は味方である。」
─── カウティリヤ
「なんでもかんでも死んだ男のせいにされちゃ、 流す汗の意味が無くなるぜ。」
─── 安達充
「世の中には3種類の嘘がある。嘘、大嘘、そして統計だ。」
─── ベンジャミン・ディズレーリ
「数字自体は何も語らない。語るのは私たちだ。」
─── ネイト・シルバー
「水着が泳ぐわけじゃない。もっと選手の頑張りを見てほしい」
─── 北島康介
「ピアニストというのは3種類しかいない。ホモとユダヤ人、そして下手くそだ」
─── ウラディーミル・ホロヴィッツ
「朝鮮はことあるたびに二枚舌を用いた。彼らは東アジアで最悪の策士である。皇帝は十年にも亘って他国同士にいがみ合いをさせてきた。ロシアと日本に交互におべっかを使ってきたのである。
日露の戦いで日本が勝つたびに東京に特使を送りミカドに祝福の言葉を伝え、その一方で上海いるロシアのエージェントと緊密に連絡を取っていた。講和の成功を祝う特使をミカドに送る一方で、アメリカにだけでなくヨーロッパにも半ダース以上の特使を送り込み、日本が酷い事をやっていると訴えていた。」
─── ウィラード・ストレイト
「事実が代われば、私も考えを変える。貴方はいかがですか?」
─── ジョン・メイナード・ケインズ
「昨日の夢は、今日の希望であり、明日の現実である。」
─── ロバート・ゴダード
「抗日の激するところ、今や国を挙げて赤化勢力の奴隷たらんとする現状に立ち至った。事ここに至っては、ただ日本の安全の見地からのみに止まらず、広くは正義人道の為、特に東洋百年の大計の為に、これに一大鉄槌を加えて直ちに抗日勢力の因って以て立つ根源を破壊し、徹底的実物教訓によりてその戦意を喪失せしめ、しかる後に於いて支那の健全分子に活路を与え、これと手を握って俯仰天地に愧じざる東洋平和の恒久的組織を確立する必要に迫られてきた。
この日本国民の歴史的大事業を、我らの時代に於いて解決するという事は、むしろ今日生を受けたる我ら同時代国民の光栄であり、我々は喜んでこの任務を遂行すべきであると思う。」
─── 近衛文麿首相 『時局に処する国民の覚悟』
「2着は敗者の1番である。」
「勝利は全てではない、唯一のことだ。」
─── アメリカの諺
「アフリカ人は奴隷たるべく定められている。ネグロは詰まらぬ事に拘泥し、それを超えようとする感覚を生来持ち合わせていない。」
─── イマヌエル・カント
「アメリカにとって一番良いのは、全く戦闘に巻き込まれないか、もしくは戦闘に巻き込まれたとしても、なるべく遅れて参戦することである。」
─── ジョン・ミアシャイマー
北への対応はまさにこれなんだろうな
「過去30年、40年の間に、国家のプロパガンダと外見の取り繕いが本当に上手く成っている。我々は50年、60年前には、国防省を戦争省と呼んでいました。隠し立てなく、戦争省です。」
─── ステファン・キンセラ
「極限まで行き着いた物は、恐竜のような生物たろうと、戦争のような社会現象だろうと、死滅するはずである。」
─── 石原莞爾
「国際政治に於ける謝罪は、関係を悪化させることが多い。」
─── ジェニファー・リンド
「人は些細な侮辱には仕返ししようとするが、大いなる侮辱に対しては報復しえないのである。したがって、人に危害を加える時は、復讐の恐れが無いようにやらなければならない。」
─── ニッコロ・マキャヴェッリ
「一九〇一年一月二十三日
昨夜六時半、女王オズボーンにて死去す。
弔いの半旗掲げられけり。街、みな喪に服せり。
余もまた黒きネクタイを締め、異国の臣民ながら弔意を表さんとす。
余に黒手袋を売りし店の男、『新世紀の開始、甚だ幸先悪し』と嘆く。」
─── 夏目漱石
「改変しえぬ計画は、悪しき計画なり。」
─── プブリウス・シルス
たとえ孔子様であれ孟子様であれ、
帝国大学をでてない方を教授にはできません
―――文部省官僚
「人類を救済したいという衝動は、
支配したいという衝動を隠す、
表向きの看板であることが多い。」
─── ヘンリー・ルイス・メンケン
「秘密というものは、それを知る人間が多ければ多い程、不安定に成る。」
─── フレデリック・フォーサイス
「全てのジャンルはマニアが潰す。」
─── 木谷高明
「昔より冤死せし者数多有り。我もまた是に加わらんのみ。」
─── 洪思翊
「北は樺太より南は台湾に至る一連の列島を領有して、支那大陸を半月形に包囲し、さらに朝鮮と満州に足場を持つにあらざれば、帝国の安全を保障し、東亜の時局を制御することはできぬ。」
─── チャールズ・ルジャンドル
「小型銃火器とは、スローモーションの大量破壊兵器である。」
─── コフィ・アナン
「世界に溢れている小型銃火器の86%は、国連安全保障理事会の常任理事国であるアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国で生産された物なのだ。」
─── アマルディア・セン
軍人は4つに分類される。
有能な怠け者。
これは前線指揮官に向いている。
理由は主に二通りあり、一つは怠け者であるために部下の力を遺憾なく発揮させるため。
そして、どうすれば自分が、さらには部隊が楽に勝利できるかを考えるためである。
有能な働き者。
これは参謀に向いている。
理由は、勤勉であるために自ら考え、また実行しようとするので、
部下を率いるよりは参謀として司令官を補佐する方がよいからである。
また、あらゆる下準備を施すためでもある。
無能な怠け者。
これは総司令官または連絡将校に向いている、もしくは下級兵士。
理由は自ら考え動こうとしないので参謀の進言や上官の命令どおりに動くためである。
無能な働き者。これは処刑するしかない。
理由は働き者ではあるが、無能であるために間違いに気づかず進んで実行していこうとし
さらなる間違いを引き起こすため。
───ハンス・フォン・ゼークト
「平和運動が有るのは西欧、日本、アメリカ、カナダ、みんな豊かな国で、アフリカに平和運動が無いのは守るべき平和がなく、人間が生ける死者の状態にあるからだ。死者は死を恐れることさえできない。これは先進大国のエゴイズム、植民地的収奪の結果で、アフリカでは植民地支配こそが第二の原爆なのだ。」
─── レオポルド・ピンディー・マモンソノ
「ひとの ために つくさずに なにが じんせいか
せかいじゅうに びよういんを つくる
それに じんせいは いつまでも すりるが なくちや」
─── 徳田虎雄