近代

ワイマール共和国史を語ろう! 後半

51: 名無し 04/06/10 00:47
一つ、素朴な疑問なんだけど。
ワイマール初期に起きた空前のハイパーインフレって、なんで起きたの?
中央銀行はどうしてお札を刷るのを辞めなかったの?

 

53: 名無し 04/06/10 01:00
>>51
>インフレの理由
戦争で疲弊し、領土や人口を一割よそに取られ、
天文学的な戦争賠償を課されてしまったので、経済が破綻した。
>札を刷り続けた理由
巨額の政府債務を帳消しにするため。

 

56: 名無し 04/06/10 01:16
>>51
>>53さんが言われた事に加えて、直接的な動機としてルール出兵に対して採られた所謂「消極的抵抗」が挙げられます。
この消極的抵抗=ゼネストによってドイツ経済の心臓部が停止した結果戦前の一兆倍というハイパーインフレを現出しました。当時のライヒスバンクは無為無策で輪転機を回し続けたため火に油を注ぐ結果になります。(当時の総裁の発言「手の打ちようがありません」は欧州中で笑いものになりました)こうした事態はシュトレーゼマン政権がレンテンマルクの発行と消極的抵抗を停止するまで続きます。

 

55: 名無し 04/06/10 01:16
>>51
政府債務の中身としては、戦費調達のために発行した短期戦時国債がでかかった。
結局、国債を買った人たち、特に老後の金利生活を期待してた小金持ちの爺さんばあさん層が、
インフレの結果政府の借金を戦後肩代わりさせられたことになった次第。

 

57: 名無し 04/06/10 01:21
>>55
そうですね。あのハイパーインフレで中流層が消滅したって言われるくらいですからね。
あと不動産業関係者もとてつもない損害を被りました。当時の法令は借り手に有利だったため大家さんは家賃を物価に応じて上げる事が出来ず、貯蓄も紙切れになってまさに生き地獄を味わったわけです・・・

 

58: 名無し 04/06/10 13:13
ワイマール期のハイパーインフレによって得をした集団もいた。
外国の金融資本や、ドイツの大資産家たちだ。
彼らはハイパーインフレが起きたときに土地や工場を買いまくった。
レンテンマルクの発行を行うまでにドイツの中流階級は消滅し、一部の大金持ちと大多数の貧民しかいなくなった。
ドイツの中央銀行総裁は外国の金融資本(特にウォール街の金融財閥)と結びついていたと思われる。
これがドイツ人のユダヤ資本や外国に対する憎しみへと変化する一因にもなった。

 

59: 名無し 04/06/10 13:21
当時のドイツの中央銀行ライヒスバンクは民間銀行であり、株をウォール街の金融財閥が握っていた。
ウォール街の影響下に合ったライヒスバンクは外国資本に有利になるような形でハイパーインフレを起こしたのかもしれない。
ワイマール政府はライヒスバンクの札刷りを止めようとしても出来なかった。
ライヒスバンクの中央銀行総裁の任期はなんと終身制だったからだ。
このことは歴史の教訓になる。
中央銀行の過度の独立性は意図的に経済を操作してしまう危険性がある。
まだ外部の勢力と結びついてその国を売り渡すことも可能である。
最近の日本でもいろいろとハゲタカ外資との結びつきを指摘される輩が政府の中枢にいるが。
システムが同じなら歴史が繰り返される可能性は高い。

 

63: 名無し 04/06/11 13:22
みんなはどうしてハイパーインフレが起きたと思う?

 

64: 名無し 04/06/11 14:11
紙幣の乱発でしょ?
賠償金を無理やり支払うための。

 

65: 名無し 04/06/11 14:13
多額の国債が飴玉一本の料金になったの、戦争直後の日本だよ。
既に、かなりの企業がインフレに備えている。
これからは、優良株や外貨の方が安全だ。

 

66: 名無し 04/06/11 14:19
国債を日本銀行が大量に買い取ったのが引き金だっけ?
既に同じことをしてますなw

 

68: 名無し 04/06/11 19:24

>>66
それでもデフレだけどね。

ワイマール期に起きたハイパーインフレはドイツの中央銀行と外国の金融資本が連んで引き起こした。
当時の中央銀行ライヒスバンクは総裁が終身制で、政府から完全に独立した立場にあった。
政府は総裁を解任しようと思っても出来なかった。
時の総裁(名前は忘れた)はハイパーインフレを起こした直後に急死した。(暗殺が疑われる)
政府からすれば紙幣増刷を乱発するのを止めさせたくても、中央銀行総裁を解任する権限がなかった。
そのため最終手段として総裁の暗殺に及んだのかもしれない。
後任にはヒャルマールシャハトが就任し、ハイパーインフレをたちどころに終息させた。
ハイパーインフレの終息で名声を得たシャハトはその後、政財界に大きな影響力を持つようになる。
シャハトはその後、ヒトラーを支援し、財閥を動かし選挙活動の資金援助を行った。
そのおかげでヒトラーは選挙に勝つことが出来、見返りにシャハトを再び中央銀行総裁に任命した。

 

 

69: 名無し 04/06/11 19:29
>>68
確かに、「一撃必殺」に値するなw
今の日本にそこまで価値ある政治家いないが。

 

70: 名無し 04/06/11 19:34

今のドイツはインフレへの警戒感特に強いようだね。

日本の衣冠を着た国賊と外資の連携にも用心しないと。

 

71: 名無し 04/06/11 19:36
売国奴はいつの時代もいるものだがな。

 

73: 名無し 04/06/11 19:39
何故か、ドイツの天文学的なハイパーインフレの原因について知ってる人って意外に少ないんだよな。

 

74: 名無し 04/06/11 19:44

だって、よくある歴史の本に載ってないからだよ。

その真相書いた著作、できれば挙げてくださいよ。
本当に、ナチスが台頭したのって外国勢力が元凶って気がしてきた。

 

75: 名無し 04/06/11 19:58

>>74
【ヒトラーを支えた銀行家】
って本はシャハトの生涯が書かれている伝記本。

もう出版していないんじゃないかな。

後は、リチャードヴェルナーの本、【福井日銀 危険な素顔】
の中にもライヒスバンクの歴史が載ってる。

 

76: 名無し 04/06/11 20:07

なんで本当のこと言う本が行き渡らないんだろう?
野口英世の酒飲みやエジソンのいんちき振り以上の問題なのに。

さすがに、日本のバブルがプラザ合意が発端なのは知ってる人多いと
思うが・・

 

78: 名無し 04/06/11 20:45

>>76
経済に関しては、学派によって意見がまちまちだから。
それぞれ意見が全く違うので、わかりにくくなる。
そもそもライヒスバンク総裁が暗殺されたかどうかもわからない。(自然死ならあまりにもタイミングが良すぎる)
何故、総裁がハイパーインフレなのに紙幣を増刷をし続けたのかも分からない。
全ては状況証拠だ。
ただし、天文学的なハイパーインフレが引き起こされた原因は中央銀行による紙幣の増刷であったことだけは確実。
それによって誰が利益を得て、誰が不利益をこうむったのか、ということ。
利益を得たのは、外国の資本家やドイツ国内の資産家。
不利益を得たのは大多数のドイツ国民。特に中流階級。

 

79: 名無し 04/06/11 20:51

ライヒスバンクはドイツ帝国が解体された後、政府からも国会からも100パーセント独立した中央銀行だった。

ライヒスバンクは政府や国会や国民から完全に独立していたために、経済の支配者になった。
究極の官僚独裁システムだ。
ただしライヒスバンクの政策を決めていたのは、戦勝国が作った賠償委員会だった。
戦勝国の意向をくんで、経済政策を行うのは当然である。

 

80: 名無し 04/06/12 02:36
皆さんが指摘されているヒャルマー・シャハトの狡猾さがワイマール共和国を滅亡に追いやった大きな一因ですね。よく彼は右傾化したと言われますが、私は彼生来の日和見主義が結果したと考えています。ヤング案交渉の過程でも彼は極力自分の責任を逃れようと閣議による政府の「お墨付き」を事あるごとに要求しました。事実、世論の風向きが変わったヤング案反対闘争時にはフーゲンベルクに同調して自らが成立に大きく貢献したヤング案を舌鋒鋭く批判してます。
不幸なのは彼がライヒスバンク総裁という器に無い強大な権限を有してしまったことでしょう。この権限を行使して「信用供与引受拒否」という恫喝を政府にちらつかせつつ政府財政支配を強めていきます。

 

81: 名無し 04/06/12 02:45
ただ彼が辞任した理由は彼の責任でヤング案決裂に至るのを恐れてのことなんですよね・・・
日和見も良いところです。無責任ココに極まれり。

 

83: 名無し 04/06/12 10:16
政府が各国と交渉してぎりぎりの譲歩を引き出すのに成功しても、
国内からは弱腰外交と攻められる。いつでも見られる光景だな。
シュトレーゼマンの報われなさに泣ける。

 

84: 名無し 04/06/12 14:43
>>83
全くですね。ワイマール共和国にシュトレーゼマンなかりせば独仏戦争は15年早まったでしょうね
そしてろくすっぽ再軍備化も整ってないドイツは敗北してポアンカレ政権からとてつもない制裁を
受けていたことでしょう・・・

 

86: 名無し 04/06/12 16:48
シュトレーゼマンの数ある英断の中でも私が一番評価したいのが「消極抵抗の放棄」です。反仏報復熱が沸騰していた当時のドイツでこうした「売国的政策」を推進できたのは彼しかいないでしょう。彼のこの英断が無かったらあの奇跡的な経済復興は無かったことでしょう。とかく民主主義国家の政治家はポピュリスティックになりがちです。しかし「愛国的世論」に流されず真の国益を追求しドイツを再生させたシュトレーゼマンは「愛国者」を超越した「救国の英雄」と言っても過言ではないでしょう。

 

87: 名無し 04/06/12 17:42
>>86
良質な保守派政治家は「ここぞ」というところでツボを外さず個人的な政治心情や世論の圧迫を退けて決断してくれるよね。
もっと研究が進められていいよシュトレーゼマンは

 

91: 名無し 04/06/13 19:58
あぁ~下がってるー・・・では一つエピソードを
当時のドイツ右派の目の敵に遭っていたアメリカ映画にレマルク原作の『西部戦線異状なし』があります。この映画がドイツで封切られた日から各地の映画館ではナチスのSAが乱入して客を脅迫したり、催涙ガスを噴霧したり、客席にマウスを放ったりと奮闘したそうです。
この騒動は政府の「審査委員会」が『西部戦線~』を有害映画指定して上映禁止にしたことで幕を閉じます。

 

92: 名無し 04/06/13 20:01

フランス語系の苗字の人は東独では結構活躍していました
ドイツがユグノー派を受け入れた歴史的な名残かも知れません
私のビジネスを超えた友人にフランス系の名前の東独国籍の男がおりまして
彼は自分がフランス人の血筋を引いていることに誇りを持っていましたし
周囲の東ドイツ人も一目置いていました
彼は苗字はドイツ語に変えていましたが
名前はフランス風で冗談が上手い体つきも華奢で洒落男でした

ついでですがナチ時代に追放と大虐殺により戦後ドイツでは激減したユダヤ人も
東独のビジネス界では幅を利かしていましたし特にフィクサーとして優秀だった
政府要人の中にもユダヤ人が多数いたようです

 

93: 名無し 04/06/13 20:28

ユダヤ人はしぶといよな。

華僑もか

 

96: 名無し 04/06/14 03:08
ヒトラーが支持された一つに反ユダヤ主義がある。
何故か言うと当時のドイツ経済は完全に外国資本とユダヤ資本に牛耳られていたから。
そして外国資本とユダヤ資本が大規模に利益を得たのは1923年のハイパーインフレだった。

 

127: 名無し 04/06/21 19:41
共和制末期の為政者で戦後まで生き残ったのはブリューニングだけかな

 

128: 名無し 04/06/21 23:02
パーペンは?

 

129: 名無し 04/06/22 21:38
パーペンもそうですね。あとはプロイセン州首相のオットー・ブラウン、シュトレーゼマンの後任としてミュラー内閣で外相を務めたクルティウス、23年の混乱期に授権して奮闘したゲスラー国防相、あと驚くのは所期の21年の賠償額1320億金マルク決定時の首相ウィルトやミュラーの前任マルクスやその前のルター首相も戦後まで存命でした。

 

153: 名無し 04/07/01 19:10
シュライヒャー内閣最後の挑戦
シュライヒャー首相は各種労組を糾合した横断内閣結成を目論んでいた。
社会派将軍といわれるシュライヒャーは「雇用創出」を第一義に掲げ実際具体案を握っていた。それは東部植民や計画経済の導入等保守派の逆鱗に触れるものであり彼の失脚の原因にもなった。しかし、ヒトラーが政権掌握後に規制の経済再生をなしえたバックグラウンドはこの計画である。アウトバーン建設はヒトラーの提唱?否シュライヒャの提案である。

 

155: 名無し 04/07/02 10:35
>>153
アウトバーンは有名だね。
ヒトラーが作った借金と、ヒトラーがチャラにした借金とどちらが大きいのだろう。
ワイマール共和国で、借金地獄を抜け出せたのかな?

 

156: 名無し 04/07/02 17:19

帝国最後の宰相マックス大公がエーベルトに位を託したときのエピソード
マックス大公「エーベルト君、祖国ドイツを頼んだぞ」
エーベルト「閣下、私は大戦で息子二人を失いました」

・・・・だめじゃんエーベルト!ボヘミアの伍長に国を奪われちゃって・・・

 

159: 名無し 04/07/02 21:44
>>156
ヒトラーがワーグナーじゃなくてドボルザーク好きだったら、ナチスはもっとまったりした穏健政党になってたかもね

 

158: 名無し 04/07/02 21:23
何故完全な大統領制にしなかったのかな?

 

160: 名無し 04/07/02 22:00
>>158
憲法起草者たちはレーテ共和国の樹立を目論む極左勢力を警戒していました。
それに対抗すべく彼らが範を垂れたのが政党政治に基づいた英国の議会制民主主義でした。彼らはむしろ完全な議院内閣制を理想としていたのでしょう。しかし、当時の社会状況がそれを許さなかったのです・・・

 

162: 名無し 04/07/03 01:49
>>160
フランスに続いての小党分立が、最悪のタイミングで来た感じですね。
フランスも、アルジェリア内戦で、ついに見切りつけましたが。

 

163: 名無し 04/07/03 09:36
州の卦権限弱めたのナゼ?

 

164: 名無し 04/07/03 17:03
>>163
うーん。単純に中央の権限を行き渡らせたかったからでしょうか・・・
とにかく憲法起草者たちには集権論者が多かったです。
米国の場合と同様に、結局集権論者と地方(特にバイエルン)の分権論者の折衷案で落ち着くのですがね。
ドイツ史上で完璧な集権国家を体現したのは第三帝国期だけでしょうね。

 

186: 名無し 04/07/14 01:09
何故にオーストリア人は皆靴下破けているんだ?
おめ~外交官なんだから靴下くらい買えよ!
ってこの前友人に言ったら恥ずかしそうにしてた。

 

188: 名無し 04/07/14 08:07
欧州の人、結構貧乏暮らしなんだ。
日本人が使い捨てすぎるのかも
資源手に入らないくせに

 

189: 名無し 04/07/14 23:00

>>188
貧乏かどうかはともかく、物を大切にするのは確かだな。
特にドイツ人の家財道具に対する思い入れようは有名。

それから向こうじゃ寝るとき以外は靴を脱がないから靴下によく穴があく、そして気にしない。

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