女系認めるイギリス
■日本とイギリスでは何が異なるのか?
この問題を考えるうえで、イギリス王室の例がよく引き合いに出されます。
「イギリスにはエリザベス女王がおられるのに、なぜ日本は女性天皇が認められないのか」
「チャールズ皇太子が即位すれば女系王になる、なぜ日本は女系天皇が認められないのか」
などの声があります。
※省略
12世紀、イギリスで初めて女王が出ました。イングランド王ヘンリー1世は男子の継承者がなく、娘のマティルダを王位継承者としたのです。しかし、マティルダは従兄との王位継承戦争に巻き込まれたため、父王の死後、ほんのわずかな期間、在位したにすぎず、追い出されてしまいます。
マティルダはフランス貴族のアンジュー伯と結婚しており、男子がいました。このマティルダの子が力をつけ、イギリスに攻め込み、イギリスの王位継承権を獲得、1154年、イギリス国王ヘンリー2世となります。ヘンリー2世は女系王として、プランタジネット朝を創始します。
こうして、イギリスでは、女王(マティルダ)と女系王(ヘンリー2世)の前例がつくられました。この前例から派生したイギリスの王族子孫らは、女王や女系王を否定することができなくなります。それでも、王位継承の男子優先という原則が守られたため、その後、しばらく女王は出ませんでした。
■女系で広がった王位継承権の拡大
14世紀、フランス王シャルル4世が継承者を残さず没すると、イギリス王エドワード3世は自らの母がフランス王家の出身であることを理由にフランス王位を要求します。フランスはこれを認めず対立、百年戦争がはじまります。
エドワード3世はフランスにおいては女系になります。イギリスでは、女系にも王位継承権が認められていたので、エドワード3世はフランス王位継承権を自らの権利であると主張したのです。
イギリスのように、女系王容認という立場であれば、母が外国からやってきた場合、その子には母の出身国の王位継承権があるということになります。母、祖母、祖々母とさかのぼって、母系の出身国のすべてに、王位継承権があるという理屈になります。
そして、ここが非常に大事なところなのですが、逆に、他国に嫁いだイギリス王族女性の子にも、王位継承権があるということです。例えば、スペイン王に嫁いだイギリス王族出身の女性から生まれた子孫はすべて、
女系子孫として、イギリス王位継承権があるということになります。つまり、その場合、スペイン王族がイギリス王位継承権を主張することができるわけです。このように、女系継承により、際限なく、王位継承者が広がるのです。
実際、現在のイギリスの王位継承者は約5000人もいます。その中には他国の王も含まれます。
主な継承者とその順位の例として、ノルウェー国王ハーラル5世は第68位、プロイセン王家家長ゲオルク・フリードリヒ・フェルディナントは第170位、スウェーデン国王カール16世グスタフは第192位、デンマーク女王マルグレーテ2世は第221位、
ギリシャ王妃アンナ=マリアは第235位、ギリシャ国王コンスタンティノス2世は第422位、オランダ前女王ベアトリクスは第812位、オランダ国王ウィレム=アレクサンダーは第813位となっています。
ニュース
116年だね
慢性化した病気みたいに
ダラダラと戦争してるのかしてないのか
良くわからない期間を挟んでたような記憶がある
>>14
あの時代の技術や農作物の生産力じゃ
まともに100年戦争するなんて無理・
どこの国も農期で忙しい時は、戦争を
一時中断なんてあったわけだし
戦費はフランスはジェノバに
イギリスはベネツィアに外債引き受けて貰ってたんだぜ
イタリアルネッサンスが花開く一因になった
イギリスはフランスだった
わかるかなぁ?わかんねえだろうなー
西欧の王族貴族って他国同士で、血や家系が混ざり合ってるからね
見方を変えれば、日本の大名家同士の政略結婚と同じだな
ヨーロッパって隣の国が
日本でいう隣の県みたいな感覚だろうからね。
日本は男系に固執するけど
一旦養子に入ればお家は存続だから
女系可の王室は欧州でも少ないで
イギリスは歴史的経緯から女系可になったのよ
中世フランスでグダグダ状態下からの粘り腰は凄い
江戸時代の大名が嫁取り、婿取り、養子取りで縁戚関係なのと同じ
女系だろうが男系だろうが関係ない
日本の皇室とは異質なんだって前提を無視しても意味がない
日本は側室制度がある
キリスト教国には認められていない
先代と血の繋がりも無かった継続王室
ナポレオンの妹の旦那(もちろん軍人)だっけ
要はスウェーデンの王様の先祖てフランス人?
イギリスもドイツ系だし
イギリスは男系がドイツなだけで女系はイギリスだろ
スウェーデンはフランスの田舎出身の軍人を血縁無しに王に招いた
フランス人なのに血筋もクソも無いだろ
フランスの半分ぐらいはイギリスの領土だった
何したの?
>>39
人類の法制史上で極めて重要な
マグナカルタ(大憲章)を制定した偉大な王や
兄貴もリチャード獅子心王と呼ばれ優秀だった
>「イギリスにはエリザベス女王がおられるのに、
なぜ、日本では女性天皇が認められないのか」
「チャールズ皇太子が即位すれば女系王になる、
なぜ、日本では女系天皇が認められないのか」
何で一々、イギリスに合わせなきゃならんのだ
じゃあ、イギリスに合わせて消費税も20%にするか?
神道の祭祀の役割があるから男系のみの設定になっている
バチカンの法王が男だけなのはおかしいって所に繋がるしね
バチカンも全てを支配下におけてるわけじゃないしね
900年代のカペー家ってのがおって
西フランク王国として西欧の覇者になり
その子孫がブァロワ朝やブルボン朝とかのもとになり
千年間近くフランスの王家として君臨し
今のスペイン王室やルクセンブルク大公の男系の祖でもあり
オーストラリアやシチリアやナポリや各地の王家でもあったんや
まあイギリスに嘴挟ませないためだろうが
>>55
サリカ法の問題じゃなかったか?
(wikiより)
フランク人サリー支族が建てたフランク王国の法典。
ラテン語で記述されており、編纂にあたっては
ローマ人の法律家の援助を得たと言われているが、ローマ法とは異なり、
金額が固定された金銭賠償(贖罪金)に関する規定が主であり、
自力救済を原則としていたことにも特色がある。
また、サリカ法の相続条項を拡大解釈して
女王及び女系継承を禁じたフランス王国の王位継承法と、
それに準じた他国の相続方式も、しばしば便宜的にサリカ法と呼ばれる。
リンク
「サリカ法wiki」
イギリスから女系での王位継承権持ち出されたんで
サリカ法持ち出して対抗した
カペーの男系は今でもオルレアン派だなんだと栄えてる
サリカ法典に基づいた相続法があるかないかの違い
英米はサリカ法の影響がないので女子の相続が認められる
一方フランス、ドイツなどの大陸系の法は
サリカ法影響を受けているので女子の相続は不可
マリアテレジアの相続が認められなかったため
七年戦争が起きた