【最上家】駒姫と秀次事件＆義姫による伊達政宗の暗殺未遂事件

>>119
最上義守は分家の中野家から養子として本家に入った人だから
伊達との血縁はそんなに近くはないぞ。
義守からの7代以上遡らないと伊達の血縁者はいない。
（その中野家だって養子が入っていないとは言いきれない）

義守以降の最上家はむしろ奥羽で数少ない伊達尚宗（稙宗の父）以降の
血が入っていない家だ。

>>129
＞氏郷みたいな名将でも、こんなワケわからん香具師が隣にいては、ビビるのも無理はないと思われ。

氏郷も政宗の陣所で「毒味」の件でびびったり、後ろ向きで行軍したりで、まるでコントそのもの。
格好の悪いことといったらない（笑）。

>>133

小手森城で800人、佐沼の一揆鎮圧で約2500人（佐沼の撫で切り）
程度皆殺しにしている。書状で、政宗は何か嬉しそうに報告しているが。
宮城の河南町の須江山でも、一揆の頭目達を和解といいつつ、集めて皆殺
しにしている。利用するだけしておいて利用価値がなくなれば、一気に切
ってしまうのがよくやる手だ。この「須江山」は、今でも寂しい所で、
深夜馬のいななきや、ときの声が聞こえるなどの霊現象騒ぎがあったことで
有名。義光も毒蛇が近くにいるようで不気味だったろう。

>>171
駒姫が助かっていたら助かっていたで、
それは口添えをしてくれた家康のおかげ、
次男も家康の小姓だし、付きあいも長いから
といって東軍に付く理由が変わるだけな気がする。

西軍（石田方）に付く理由が何も無いと思うんだけど？

185で言った暗殺未遂事件は1590年の小田原参陣前の事で
元服直後とか、結婚直後とか、家督相続直後にも
義姫による暗殺未遂があったんじゃないかという件については、
とりあえずここでは無視します。

従来の1590年4月出奔説のソースが『治家記録』で独眼竜政宗でもやっていた
「政宗暗殺に失敗して黒川城から山形に帰った」という奴ですね。

1594年説のソースは最近見つかった虎哉和尚が大有康甫（稙宗の13男）に
宛てた手紙で
且又、政宗北堂、今月四日夜、
向最上出奔、尊聴乎、
（政宗の母上が今月4日夜に最上へ出奔したのを聞及んでいますか？）
という記述があって、書状の中身から今月というのが
文禄3年（1594）11月と推定されてます。

他のソースでも
『伊達秘鑑』と『木村宇右衛門覚書』といった史料に
お東の方が「岩出山」から山形に帰った、という記述があったんですが
何故か無視され続けて来た訳ですね。

で、1594説を取ると小田原参陣前の暗殺未遂事件が仮にあったとしても
義姫は無関係なんじゃないか、と。

>>187の文禄の役の手紙は、
まだ義姫が岩出山に住んでいた時期という事になるので、
愛情のこもった手紙をやりとりをしていても
全く不思議ではない、という事になりますね。

>>199
それは秀次事件で、伊達が苦境に陥ったとき、秀吉を牽制するため
に、家康が京で流した謀略でないかい？
（四国に転封される位なら、京の伊達屋敷で全員切り死にした上で、
東国で決起すると秀吉を恫喝した。家康が陰で知恵をつけている）
家康はこの件で、関ヶ原以前に伊達に「恩」を売ったわけで（この辺が
家康らしい）、実際は、伊達が家康とぶつかる理由はないと思われ。

あと「最上伊達連合」だけでは「上杉」を潰せるかどうかは怪しい。
軍事力での正面対決は危険がありすぎる。必ず家康との政治的工作
を仕掛けて、局面を複雑化させるだろう。

>>206
俺は輝宗より、義光の方が「いい人」どころか、「お人よし」だったように思う。
寒河江責めで家臣に怒られて落ち込んだ話。
他の大名に比べて、家臣団の石高がかなり多かった事。
敵将に切腹を命じたことがなかったって、話。
義光治世の時代、一揆がなかったことなど・・・。

ほんとか嘘かわからん話とかもあるけれど、
俺なりに色々見たり聞いたりして思う義光像は、
基本的に「いい人」って感じだ。いかにも山形人って感じがする。