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唐や平安朝にも動物園はあったの?
>>2
鑑賞という事であれば、現存するものより遥かに広大であった神泉苑でしょうか。
宮中に紛れ込んだ鹿は、同地に放たれましたが、渤海から北方産の犬が献上され
た時には、鹿狩りが行われました。
鷹狩以外は平安中期以降衰退しますが、後鳥羽院は武芸を得意とされた為、狩り
の為に猪も放たれました。しかし、猪が竜の眷属である蛇を食らった為、天下の
人々は、旱害をもたらすとして眉をひそめたといいます。
珍奇な生物という事であれば、犬以外に羊、山羊、孔雀、鸚鵡など。
鳥籠の存在は、9世紀には確認出来ますが、絵画史料では南北朝時代に成立した
『慕歸絵』の例が初見でしょう。鸚鵡は、『枕草子』にも登場します。
孔雀は、案外よく見られたもので、源信や藤原忠通は、雷に感じて懐妊する生き
物だと記していますね。
しかし、密集させて楽しんだという例は、記憶にありません。
虎や豹は、毛皮ではよく輸入されましたが、生きたものはなかなか。
16世紀以降は、檻に入れられた姿も見られますが、なお珍しい存在でした。
動物園といえば、アステカにもありましたね。ピューマから奇形児まで。
>>4
テノチティトランの動物園には数種のネコ科(ジャガー・ピューマ・オンザ)
や人間のほかにバイソンもいたとか。
エサはメシーカ大神殿の生贄をリサイクル…。
「お江戸に謎の妖怪現る」
として見世物小屋で晒し者になった事があったとか
(あっと言う間に死んだそうだが)
確か、江ノ島に出現したものが捕まったものだった筈です。
それとも、他にもあったのでしょうか。
鎌倉時代に出羽に漂着した「人魚」もこれらしい。奥州藤原氏などは、交易
でオホーツク海沿岸に生息する大鷲の羽などと並んで、海豹の毛皮を入手
していた可能性もあります。
豹といえば、豹や虎もしばしば見世物にされていましたが、豹は虎の牝だ
と考えられており、しばしば一対に描かれていました。
養ひ飼ふものには馬、牛。繋ぎ苦しむるこそ痛ましけれど、なくて叶はぬ物な
れば、如何はせむ。犬は守り防ぐつとめ、人にも優りたれば、必ずあるべし。
されど家毎にあるものなれば、ことさらに求め飼はずともありなむ。
その外の鳥獣、すべて用なきものなり。走る獣は檻にこめ、鎖をさされ、飛ぶ
鳥は翼を切り、籠に入れられて、雲を戀ひ野山を思ふ愁へやむ時なし。その
思ひ我が身にあたりて忍び難くば、心あらむ人これを樂しまむや。生を苦しめ
て目を喜ばしむるは、桀紂が心なり。
王子猷が鳥を愛せし、林に樂しぶを見て逍遥の友としき。捕へ苦しめたるにあ
らず。凡そ珍しき鳥、怪しき獣、國に養はずとこそ文(『書経』)にも侍るなれ。
海軍で無かったっけ?
象の肉など食っていた人もおったんだろうか。
漢字の「象」の字があるくらいだしな。
今より温暖湿潤だった夏王朝のころは黄河流域まで森林が北上していたそうだから
ありえないことではないかも。
日本にも「最近まで象がいた説」がある。
理由は漢字の犀、豹、獏、狒、猩など日本にいない動物には音読みしか存在しないが、
もともといた動物、馬、牛、猿、羊、狼には訓読みが存在する。そして「象」には
「さき」という訓読みが存在する、ゆえに日本には象がいたと。
いろいろと突っ込みどころのある説ですがね。
シベリアから氷漬の化石が出たりするじゃんよ。
今の動物園内で繁殖させるってのもそのころに成立した方式。
ロンドン動物園でしたか。
一度破綻して再生したそうですが…、
ゲリー・カーライル女史が宇宙生物を運んで来るまで存続してほしいものです。
キュー・ガーデンズに持ちこみましたね。
蘭関係の栽培技術はキュー植物園発祥がほとんどだそうですし。
>宇宙生物を運んで来るまで
リプリー! まもなく一斉に孵化するわうわなにを*;-gkヲpw3@(ry
・・・なんてのだけは勘弁願うw
つ「はやぶさ」小惑星イトカワより岩石を採集して日本に帰還予定。
バイオハザードの懸念もありますしね。
家畜・ペット、ときたら実験動物の歴史も挙げねばな。
マウス、ラット、アカゲザル、モルモット、ウサギ・・・
当初食肉用だったモルモットが実験用に用いられたのはいつごろからだろう?
ってのは旧石器時代からあったのではないか
イカリソウを一株食してメス百頭と休みなく交尾したオスヤギの話とかw
未年のところにヤギにしか見えない動物が描かれている。
日本にはいなかったから無理もないか。
しかしトラの絵はなぜああまでリアルに描けたのだろう。生きたトラを目にできたわけでもなかろうに。
剥製は日本でも比較的見ることができる機会があったでしょうね。
朝鮮には朝鮮戦争前までは、トラは生息していたので、生きてるのも
実際に日本人が見てか、伝聞でか、描く事はできたかも。
李朝時代には旅人や行商人が、道中でトラに襲われたりしたそうな。
日本とは異世界だなと感じる一幕。
日本ではそういやオオカミに人が喰われるような民話ってあまり聞かないが、
実際のところはどうだったんだろう。
欧州では赤頭巾ちゃんほか枚挙に暇がないけど。
牛や人が狼に襲われたという記録は、古代から時折見られますね。
さほど危険なものと見做されていた訳でもありませんが、それでも人里
に出没する様になったら殺したと江戸時代の記録にたまに記されている。
ただ、案外人を襲ったという記録は少なく、逆に狼を殺した話も殺した
のが母牛であったり、女子供であったりという様に奇談として記録され
た例が多い様です。
また、送り狼という伝承も有名です。二匹の狼がおいすがってくるので、
油断せずに歩いていると夜道を家まで送ってくれるので、家についたら
お礼の食べ物を与えよというもの。
但し、途中で転んだら食べられてしまうという話でした。
縄張りに入った相手を、出ていくまで見張っていたものだとも言います。
因みに、『日本書紀』には日本人が朝鮮半島で虎に食い殺され、その父が
虎に復讐して切り殺したという話が記されています。
その後も交易や朝鮮出兵中に日本人が虎に襲われたという話や倒したと
いう話はずいぶん出て来ますが、書紀のものが最古の例でしょう。
>欧州では赤頭巾ちゃんほか枚挙に暇がないけど。
民話としては、送り狼の他に「忠義な犬」の類話、「狼女房」など。
悪役よりは報恩譚や守護譚が目立ちます。悪人しか食わぬとも言われた。
三峯大権現(本地十一面観音)は明治まで尊敬を集めていました。
余談ですが、赤頭巾は古くは赤頭巾を着用していなかったとか。
地域にもよるが特定の地域で大量の羊などを飼うとあっというまにその地域の草を
食べ尽くすからではないかな、羊ではないが日本でもあちこちの河川敷などの雑草
駆除にやぎが活躍しているが数匹でかなり広範囲の雑草を2~3週間程で食べ尽くす
と聞いている。
除草作業にヤギを貸し出している自治体の話題を新聞で見かけたな。
除草剤撒くよりいいかもしれん。
ミツバチは微妙か。
貝類の養殖も家畜化とは言い難いもんなあ。
酵母とか麹菌等の発酵食品に必要なカビや菌類は家畜といえるのかな?
植物の場合は「作物」でそ。
・真珠養殖用にアコヤ貝を大量養殖している
・ホタテ貝や赤貝など高級貝を養殖している
・カブト虫やクワガタを大量に養殖している
・鈴虫も愛好家がいて良い値段で売れる
・農薬を撒かないで、害虫の天敵を使う農法が果樹栽培では広く行われていて、
アブラ虫退治にてんとう虫やマルハナ蜂などが飼育されている。