多くの日本人は、真珠湾奇襲に由来する太平洋戦争あるいはそれに至る戦前の日本政治外交が道徳的に「間違っていた」と教えられる。
しかし単に何かが悪かったと感情的に論じるのは思考停止に他ならない。
そうではなく、我々はなぜ、いかにして当該事象が起きたのかを客観・中立的そして理性的に考察する必要がある。
怒りに駆られた攻撃行動が普遍的な人間本性であることは、以下の重要な史実の存在を振り返るだけで容易に理解できる。
たとえば、歴史家の堀田絵里はハル・ノートと真珠湾奇襲が鏡写しの論理で理解できると主張している。
すなわち、ハル・ノートとは「戦争をほぼ決意した日本が、無自覚ながらアメリカに撃たせた『最初の一弾』」であり、これにより「『ABCDパワーが日本を迫害している』という、
日本の受難ありきの主観的な物語に、一気に信憑性が増した」のである。
別の例を挙げれば、第一次世界大戦後、戦争責任を負ったドイツに圧倒的に不利に構築されたヴェルサイユ体制に対する、
ドイツ国民の憤りがなければ、アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)は戦間期にドイツの国内権力を掌握できなかっただろう。
あるいは、9.11同時多発テロ事件が喚起した憤りがなければ、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)は
アフガニスタン・イラク戦争への支持を調達できなかっただろうし、2005年1月、預言者ムハンマドの風刺画をめぐり、イスラム過激派が仏風刺週刊紙「シャルリー・エブド」本社を襲い、
12人を殺害したが、これも憤りに駆られた攻撃行動の典型例である。
以上から分かることは、真珠湾奇襲は何も特異な事象というわけではなく、人間が普遍的に備えている怒りという感情により起こされた攻撃行動の一例に過ぎないということである。
ニュース
当時のアメリカ世論は厭戦で、アメリカ政府は世論に配慮して宣戦布告できなかった。
ABCD包囲網で苦しんでいた日本の方から宣戦布告してきたのでアメリカ世論も対日開戦賛成となった。
北朝鮮「侵略する理由がそれでもええんやな!」
元々パリ不戦条約は経済封鎖は戦争行為だとされていた。つまり戦争を仕掛けたのはアメリカ。
>>393
力のある国の侵略する理由なんかなんだって良いんだよ
アメリカなんか酷いもんで
「フィリピンの野蛮な連中にキリスト教と文化を教えてやる」つって侵略したし
イラクは「大量破壊兵器があるから侵略してやる」と言って、これも嘘だったし
ベトナム戦争のトンキン湾事件もデタラメだったわけで
それでも日本みたいに「アメリカは戦犯だ!」とかまったくやられないわけでしょ
アメリカは無条件降伏してないからな
最近、俺もその説を支持してる。
アメリカとの最終決戦のために満州は必要って考え方だったから、陸軍が勝手に動きだしてからは、共同開発なんかは絶対に無理だったんだろう。
軍が統制とれなくなった段階で、勝ち続けるか、破滅するかの道しかなかったんだと思う。
>>338
国力の差で勝ち続けるのはほぼ不可能だよ
当時の世界のGDPの半分はアメリカだったし
船や飛行機や人口の面でも補給で圧倒的にアメリカとの差があったから
日本が軍艦一隻作ってる間にアメリカは5隻くらい作れたんじゃないかな
アメリカは民意の国なので国民の戦意を挫けば講和に持ち込める算段だった
作れたとはいえアメリカは東西に展開させないといけない、欧州戦線の状況によって制約されるがな
たとえ日本語に堪能な奴でも解読不可能だったんやで
アメリカには日系日本人がいるから
戦争になったら当然アメリカは日系日本人を協力させる
○○弁なんて一瞬で解読されるだろ
戦時中、一部の陸軍では薩摩言葉で通信したら、アメリカも解読できなかったのは有名な話。
それすぐ解読されたダメなヤツだぞw
>>19
複合的な要因あると思うわ。
単に戦争で解決←なんて世論は当時は一般的で現代ですらそれは(当時よりは奥深い所に隠されては居るけど)世界では
当たり前感覚だからね。
対米開戦しちゃった原因で大きいのは、日本人は(あるいは人類は)「総力戦」というのを経験して居なかったから、に他ならないと思う。
限定戦争、すなわち勝とうか敗けようが軍隊が壊滅した時点で試合終了、民間人にまでは被害が及ばない、紳士的な(?)戦争
みたいな、スポーツの延長のような戦争イメージしか互いに描けて居なかったからじゃないかと思うのよね。
日本の場合特に対米戦争以外の近代以降の戦争全部が限定戦争による甘い判定の勝利だったので庶民どころか軍人すら
見通しアマアマになってて、総力戦になったらアメリカの生産力には絶対勝てないから敗けは必定、なんて事前の予測を
軽視する判断とかしちゃったんだろうね。
加えてアメリカ人の文明度に期待した面が更に悪影響を与えた。軍隊に大きなダメージ与えたら「理性的な文明人のアメリカ人」
であれば、自国民にこれ以上の血を流させない為に「必ず話し合いの誘いに応じてくれる」(ハルノート以前のような
話し合いの
門戸開いての交渉をさせて貰えるようになる)と信じてたフシもある。
んで→真珠湾攻撃
とw
総力戦未経験か、なるほどなあ
リアルじゃなかったんだろうな(当たり前か)
>>53
割と頷けるわ
日本は、宣戦布告で始まり講和を結んで終わるという、国家同士の決闘のような戦争しか想定してなかったね
これは不平等条約を改正させるのが目的で近代化して、我々は国際法を守る文明国である、とずっとアピールし続けてきた日本だから
見通しが甘くなっちゃったな
アメリカは、南北戦争で敗戦したアメリカ連合国を南部と名前を変えさせ、
歴史と法律を書き換えて最初から無かったことにした国だと
ちゃんと相手のことを研究しておくべきだったね
アメリカなんて馬で戦争してた頃から日本のことを研究してたのに
日本は、松岡洋右は知米派だ!なぜならアメリカで皿洗いをしていたことがあるからだ!←アホか
でもアメリカと戦争するにしても真珠湾攻撃する必要なかったよな
ハワイに油田はないんだし
>>34
どうだろうね
先制攻撃せずとも開戦していると思うぞ
ラニカイ号の件もあるからな。
短期決戦でアメリカに勝利していち早く和平を結ぶ
国力差から長期戦は分が悪いのも当時の日本はきちんとわかってた
ミッドウェーの壊滅的な敗戦がその全てをぶっ壊してしまった
「和平を結ぶ」を妨害し続けた勢力の方が強かった。
連合軍も和平を結ぶ気はサラサラ無かった。
まあ真珠湾が回避できたとしてもアメリカは日本が手を出してくるまで追い込んだだろうから結果は同じ
リットン調査団辺りで結末は決まってた
満州国の権益はアメリカに配慮すべきだったってことだな
アメリカの中で戦争したがっていたのはルーズベルトだけだから任期切れまで待てば良かった
それをわざわざ真珠湾攻撃してあげてアメリカ中をやる気にさせてしまったのが大失敗
待てば良かったとかすでに何年も挑発されてるのを耐えてて
ギリギリの状態だったのに
アメリカ大統領は2期8年まで
ルーズベルトは3期務めてる
これはアメリカ国内でもちろん、憲法違反だと言う声があった
だが戦争時特有の支持率の高まりがそれを許してしまった
お前それ自分で日本が待ってもムリだったと証拠だしてるやん
アメリカ議会は戦争反対
大統領が議会の同意なしに軍を動かせるのは半年だけ
日本が真珠湾しなきゃ
アメの参戦はないでしょ
英国が泣きついて何かしら理由を付けて参戦すると思うぞ
開戦前から陸軍は米英可分を主張、海軍は米不可分を主張
東南アジアを支配する日本をアメリカが指をくわえて見ているだけとは思えなかった
開戦前の東南アジアは全部欧米の植民地だったぞ。
そんなんで締めあげられたら、日本国内の産業もぶっ潰れて失業者だらけになっちゃうから、東南アジアの欧米諸国を追い出してまともに商売出来るようにすることが必須だったんだよ。
綺麗事じゃなくて、自国の生き残りのために、一か八かでも、やらかさざるを得ない状況だっただけ。
周りを全部欧米の植民地にされてた時点で既に負けてたんだけどな。
負けてたらロシアに侵略されてたかもよ
北朝鮮の瀬戸際外交を見た後なら、あれぐらい試してみても良かったと思うわ。
現代でも中国の範囲について議論が有るぐらいだしな。
無駄無駄
ハルノートに関してはアメリカ側は一切交渉に応じる気がなかったから
条件を飲むか戦争かのどっちか
なんつったってコーデル・ハル自身がまだ交渉の最中なのに「外交は終わった。もうこの件は陸海軍に渡った」とか言ってるくらいだしな
日中戦争を終わらせる為に援蒋ルート遮断しようと仏印進駐したら石油禁輸されたから石油の備蓄が無くなる前に真珠湾攻撃したんだろ
日中戦争を終わらせるつもりだったのにいつの間にか対米開戦する羽目になってるのアホらしくない?
天皇も本営も口酸っぱく戦線不拡大を唱えてるのに現場の陸軍が勝手に戦線を拡げたからな
アメリカとの戦争を回避しつつインドネシアの石油を狙うという選択肢はあった。
回避は不可能でしょうな