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ガウガメラの戦い①
そしてついに最終決戦、ガウガメラの戦いです。
これがアケメネウス朝ペルシアVSアレクサンドロス、の最終決戦です。
イッソスの戦いで敗走したダレイオス3世(アケメネス朝の王)はこの最終戦に向け、
全勢力をかき集め、ガウガメラで待ち構えます。
その数、24万!!
ここで20万以上の兵を集められたのは彼は優秀だったからである。
ニュース
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ガウガメラの戦い②
折角なので戦力を見ていきます。
アレキサンドロス側
4万歩兵
7000騎兵
計4万7千
ダレイオス側
20万歩兵
3万5000騎兵
6000傭兵
200戦車
計24万(諸説ある)
兵力は数倍もあります。
ダレイオスも本気、完全総力戦、最終決戦に相応しいメンツです。
そう、それ
それ知らないで教科書資料集知識しかない人は
相手が雑魚だったってダレイオス馬鹿にする
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ガウガメラの戦い③
まずはダレイオス3世側の戦略を確認です。
彼はイッソスの戦いでの、狭い場所での戦闘という失敗を学び、
戦場は凄い広い平野にしました。
更に騎馬での戦闘をいかすため、周りにある障害物全てを取り除き
完全な平野にしました。
(馬で戦う時、下がでこぼこしてると上手く戦えない)
そしてここで最終決戦のため、アレクサンドロスを持ちます。
変なキャラを騎兵とか歩兵に見立てるからよろしく
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ガウガメラの戦い④
テンプレ的配置です。
中心に正面の攻撃に強いファランクス(歩兵)を揃え
ファランクスの弱点である側面を機動力の高い騎兵で固める。
そしてアレクサンドロスは真っ先に相手に突っ込むため、右翼。
補足
ちなみに現在の状況は、敵のダレイオスがアレクサンドロスの攻撃を待ってる側です。
なのでアレクサンドロスはいつでも攻め込む事ができます
だから部下が「夜襲をしたらどうですか?」と言った所、有名な名言が出ます
アレクサンドロス「私は勝利を盗まない」
さて、いよいよ最終対決の始まりです。
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ガウガメラの戦い⑥
そして夜、ダレイオス3世は寝ずに敵の夜襲に備えていた。
勿論、アレクサンドロスは夜襲などせずに正々堂々戦うつもりであった。
しかし、ダレイオス3世はそれに気づけない。
だって彼は優秀であり、英雄ではなかったから。
もし、彼がアレクサンドロスの立場になったら、迷わずに夜襲を決行するだろう。
だってそれが合理的であるから。
彼のような優秀な人物には、英雄の気持ちが理解できなかったのであろう……。
この時の夜襲の警戒での寝不足がなければ
あるいはアレクサンドロスの策略に気づいていたかもしれない。
だけれども、筆者である私はそれでも勝てなかったと思う。
だって優秀な彼は英雄の踏み台にしか過ぎなかったから――。
夜襲なんてしてたら逆に負けてた説あるけど
見た感じ簡単そうだけど、実際にやるとなると凄い難しいから
敵側
クマ:ダレイオス3世
パンダ:騎兵
赤の顔:歩兵
アレクサンドロス側
顔:アレクサンドロス
目が燃えてるの:騎兵
眼鏡とヒゲと花:歩兵
このマークよろしくお願いします
空城計みたいに計算してやったわけやないやろ?
イッソスはダレイオスが無能だった
今からやるガウガメラはダレイオスは別に無能ではない
194: 名無し 19/08/09(金)19:44:36 ID:omx
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ガウガメラの戦い⑦
※ ここからは会話的に、みんなも戦況よんでみて下さい。
先に動き出したのは……アレクサンドロス。
アレクサンドロス「右翼の騎兵部隊!、右に進めー!!」
だからお互い騎馬が主力って事抑えといて欲しい
ギリシアだと山地が多くて、騎兵は役にたたない事があったけど
今回のガウガメラの戦いではダレイオス3世が事前に戦場平らにしといて
騎馬を最大限生かすようにしている
パンダ:敵側騎馬
目が炎:アレク側騎馬
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ガウガメラの戦い⑩
ダレイオス3世「まだ止まらぬかアレクサンドロス……いったい何が目的……ッ!」
部下「どうしましたか? ダレイオス3世?」
ダレイオス3世
「なるほど……奴の目的が分かったぞ。私は騎馬隊をいかすため
この辺り一帯の障害物全てを取り除き、平野とした」
部下「そ、そうですね」
ダレイオス3世
「そう、障害物がなければ奴の障害物を利用した
奇想天外なひらめきも起こりにくいと思ったから」
部下
「えぇ、確かに。平野で戦闘となると障害物の利用ができないので、
数で勝るこちらが圧倒的に有利です」
ダレイオス3世
「だが、奴がこのまま右に出たらどうなる?
私たちが作った平野ゾーンから外れ、何が起こるか分からない地形へとなってしまう」
部下「な、それってやばいんじゃ……!」
普通にそれ以上かかってしまった
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ガウガメラの戦い⑪
部下「ダレイオス3世、左翼の部隊が攻撃に入りました」
ダレイオス3世「ああ……だが、それだけでは心配だ」
部下「……と、言うと?」
ダレイオス3世
「右翼の部隊も出撃開始だ! 奴を左翼で足止めしている今、
奴のいない右翼側の攻撃なんてたやすい!」
部下「た、確かに!」
ダレイオス3世
「それにアレクサンドロス……奴は侮れん。左翼で止められるか心配だ。
だが、右翼で敵を打ち崩せば奴は救援せざるを得なくなり、右側進軍を止める
……そうなれば私の勝ちだ!!」
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ガウガメラの戦い⑫
そして実際に、戦況は誰が見てもダレイオス3世の優勢であった。
ダレイオス側は右翼の騎兵部隊によって
アレクサンドロス側のファランクスを突き破り、壊滅寸前。
敵サイド
ダレイオス3世:クマ
騎兵(機動力大):パンダ
歩兵:赤い顔
見方サイド
アレクサンドロス:オレンジ顔
騎兵:目が炎の目とマユゲ
歩兵:眼鏡と鼻とヒゲ
これは終わったわ
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ガウガメラの戦い⑭
部下「ダレイオス3世、アレクサンドロスが更に右に進みました!」
ダレイオス3世「血迷ったかのか、奴は!」
部下
「好機です! アレキサンドロスと本隊とに間が出来ました、
ここに騎兵を投入すれば側面から攻めて一瞬で壊滅させられます!」
ダレイオス3世「い、いや、奴に限ってそんな過ちを……」
部下
「何を深く考えているんですか! 急がないと敵に気づかれます!
気づかれる前に素早い騎兵を投入して落とすべきです!」
ダレイオス3世「そしたら私の守りが……」
部下
「この後に及んでまで、必要以上に自分の心配ですか!?
そうやって自分の身を心配するから、自分中心に戦力を集中しすぎて
イッソスの戦いで負けたんですかよ!」
ダレイオス3世
「だが、主である私が死ねば兵士は混乱し、士気は下がり、敗北は必至!
数はこっちのが上回っているから焦らなくても勝つなんて………」
部下「だからマケドニアの田舎風情に何度もやられるんですよ!」
ダレイオス3世「うっ…………、私の周りの騎馬兵よ……出撃しろ……」
この時、ダレイオス3世は夜襲対策で寝不足であった。
本来なら合理的な判断ができていたのかもしれない。
しかし、彼は寝不足の頭とかつての勝利必至の戦いでの敗北。
それが足を引っ張っての敗北であった。
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ガウガメラの戦い⑮
アレクサンドロス
「勝利の方程式は全て揃ったか……。残念だったな、ダレイオス3世よ。
お前の敗因は一つ、たった一つのシンプルな答えだ……お前は優秀すぎたんだよ」
部下「……どういう事ですか?」
アレクサンドロス
「そのまんまだ。あいつは優秀すぎたからもっとも合理的な判断をし、
優秀すぎたからこそ周りとの思考の齟齬が起こる。
そして……優秀ではあるが英雄ではないから……ここで奴は負ける」
部下「…………」
アレクサンドロス
「まぁ相手が悪かったって事だ。なんたって俺はあのヘラクレスの子孫だから、な」
アレクサンドロスは自身をあのヘラクレスの子孫だとずっと思い込んでいたらしい
もはや、今、アレクサンドロスを止める事のできる者は誰一人としていない。
機動力のある騎兵は全て戦闘中。
本隊を囮にして、ファランクスを突き破られはしたが、全力で騎兵を足止めさせている。
歩兵はダレイオス3世の周りにはたくさんいるが、
もはや歩兵如きにアレクサンドロスは止められない。
そうして敗北を悟ったダレイオス3世は2度目の敗走。
これを追おうとしたアレクサンドロスは
左翼・中心の部隊がほぼ壊滅寸前だったので救援に向かい、深追いはせず。
王の逃走により、軍は士気を失い、乱れ、逃げ出す。
そうしてアレクサンドロスはガウガメラの戦いで勝利を収めたのであった。
歩兵たくさんいるからアレクサンドロス止める事できただろうけど
ダレイオス3世が真っ先に逃げたせいで、歩兵みんな混乱して負けたんだけどね
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ガウガメラの戦いの後、逃走した王は、その後各地に逃げ回るが
紀元前330年、部下によって暗殺された。
(この部下は以後、新たな王を名乗って戦いを仕掛けるが、アレクにぼこられた)
その後、アレクサンドロスは彼を丁寧に葬った、というのは有名な話だ。
歴史上最強と今なお呼ばれる彼はダレイオス3世を認めていたのかもしれない。
「ライバル」だと……
その後、ダレイオス3世という王が亡くなったアケメネス朝ペルシアには
もはやアレクサンドロスに歯向かう物はいない。
その後、アレクサンドロスはアケメネス朝の首都を無血開城する。
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部下A
「いや~、東方遠征、凄い長旅でしたね!」
部下B
「3年前にマケドニアを出て、グラニコス河の初の本格戦闘で
アレクサンドロス大王が死にかけ」
部下C
「2年前のイッソスの戦いで敵王様が直々に10万もの兵を連れてきて、
もう無理だーと思ったら」
部下D
「何か勝利しちゃって、その後海上貿易のフェニキアの都市を無血開城していって」
部下E
「ティルスとかいう所だけ歯向かってきたけど、
海だからどうやって倒すんだ?、って思ったら」
部下F
「まさかの埋め立てで陸作り出して、ティルス倒して」
部下G
「エジプトによって学術都市とかいう超かっこいー奴建てて、
アレキサンドロス大王はファラオにされたりw」
部下H
「そしたらついに最終決戦のガウガメラの戦い」
部下I
「あれはやばかったなぁ」
部下J
「ああ、でも……負ける気はしなかったよな?」
部下K
「……そうだな。あれが最後の戦いでよかったぜ!」
部下L
「これでやっとマケドニア(故郷)に帰れるなぁ」
アレクサンドロス
「おい、ちょっと待て、誰がこれで終わりと言った?」
一同
「「「「「「え!?」」」」」」」」
アレクサンドロス
「私の東方遠征はまだ終わってなんかいない」
これが一同を驚かせた有名な名言である。
そして実はここまでの出来事は全部合わせてたったの3年間である。
部下一同
「その言葉を待ってました。俺たちはいつまでもあなたに付いていきます!」
これに対し、部下は待ってましたと言わんばかりに快く受け入れたという。
こっからのラスボス戦終えた後の番外編みたいなの超好き
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その後、アレクサンドロス一行は最果ての地、インドへと向かう。
(この時代インドを最果てだと考えられていた)
しかし、そこまでの道のりには今までのような目だった出来事はなく
現地人たちとのゲリラ戦ばかりで、兵は疲れきっていた。
歴史上最強と名高い、遊牧民族との勝利を収める、などという戦績も残してはいるが。
しかし、過酷なゲリラ戦と協力な遊牧民族との戦いにより、兵は疲れきってしまい
アレクサンドロスが死にかけたグラニコス河の戦いで自身の腕を犠牲にして
アレクを助けたクレイトスという唯一無二の親友を
酔いに任せて殺してしまった事や、その他陰謀などが起こり、
部下との間に隔たりができていった。
その後も彼は東方遠征を続け、
戦象(象によって兵をなぎ倒す、ゾウの戦争利用)などと戦い、
インド周りの諸国を立て続けに撃破していったが、
インド中央部に入ろうとする時、部下の疲れが限界を超え、
激しい反対にあったため、引きかえす事にした。
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しかし、途中で彼は蚊にさされて熱病で33歳という若さで死ぬ事になる。
こんな英雄の命も蚊というはかない存在によって消される事になるのは、
実にはかない、と自分は勝手に思ってます。(ちょっと今、感傷的な気分)
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もし、彼が熱病で死なず、再びインドへ向かったらどうなっていたのだろうか
そしてインドに向かえばその先の中国の存在を知るだろう。
中国と言えば、その時代は戦国時代の真っ只中である。
戦国時代で一番有名な人はやっぱり孔子だろうか。
そして中国を越えたら、東の最先端、「日本」に辿り着くだろう。
日本ではその時代、縄文時代のぴったりど真ん中であり、
土器に文様をつけるという独特な縄文土器を作って、
貝のゴミを積み重ねて貝塚を作っているのだろうか。
そして太平洋に辿り着き、東方遠征は終わる。
こうなるとその時代に残された主な文明はアレクサンドロスの故郷の少し西側にある
まだ勢力の小さいローマだけであろう。
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アレクサンドロス――彼は死ぬ前にこう遺言したそうだ。
「一番強い者にこの国を託す」
そして彼の死後
セレウコス朝ペルシア、ササンドロス朝マケドニア、プトレマイオス朝エジプトの
3つの国に分裂した。
特にこの中ではプトレマイオス朝エジプトが有名で最後の王(ファラオ)
クレオパトラは誰でも聞いた事があるだろう。
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その後、これらの3つの国は全てローマ帝国に滅ぼされる事になる
盛者必衰の理を表す。
我らが日本の代表的軍記物語、健康法師が伝えた平家物語の一節である。
ほんま何が起こるかわからんな
地理選択だから首突っ込むけど
アメリカって古記造山帯と新規造山帯と安定陸塊全部揃ってるから
石油・石炭・鉄鉱石、その他もろもろ全部自給できるから強いんだろうなぁ
ってちょっと考えた
アレクやられて分裂からのローマに全部やられる流れ好き
まぁ軍備に関してはそれだろうけど、戦術はアレクが一番
>>257
アレク
それ以降はみんなアレクのパクり
アレクから戦術が生まれた(実際はテーベあたりだけど)
なんだろ
教典はない多神教とかだっけ?
ゾロアスター?
かっこe
世界史の戦争一々覚えるのめんどい
とかいう人はその戦いについて知ると面白いと思う
そすうすれ自然に覚える
イッソスの戦いとかガウガメラの戦いとか教科書資料集説明0だし
先生も何かニワカだし