学習漫画「日本の歴史」「世界の歴史」など
歴史学習系漫画がいろいろ出ています。
ニュース
ちなみに私は
集英社の古い(おそらく二世代か三世代前の版の)
「学習漫画 日本の歴史」(監修:和歌森太郎監修、作画:カゴ直利・宮坂英一)を
愛読していました
絵の分担は、
だいたい、古代~桜田門外の変までがカゴ直利、
公武合体論~東京オリンピックまでが宮坂英一
(一部違う人も担当)
近年の作品に比べて、学説の変化もあるんでしょうが
細かい社会的な知識の正確さよりも
物語としての面白さを重視していて、非常に燃えるシリーズでした
神功皇后が新羅を征伐して新羅王が屈服した話も出てるw
神武天皇も、舎人親王が日本書紀を編纂するなかでの
神話の回想という形で語られる
あの漫画はそれ以前に講談などの話をそのまま事実として載せすぎ。
また、キャラの描き間違いも多い。源タスクなんてそのいい例。
>>7
いや、逆にそこが長所でもあるわけでw
だから、集英社の旧版(旧々版?)は、
正確に言えば「歴史漫画」というより「歴史説話漫画」と
いうべきなのかも知れないけど。
つまり、昭和期の日本人が、史実かどうかは別として
一応「歴史にまつわる物語」として知っていたことがかなり
面白く網羅されているのが長所、と。
時平や菅根などが当然に道真の祟りで死んだように
描かれているしw
実朝が殺されたのを知って北条政子までが喜んでるのは
さすがにどうかと思ったが
源氏の同士討ちをうまくやりましたよ
との報告に
「まさに」を言って喜ぶ政子ですな。
カゴ直利版、持ってたよ~好きだったよ~。
当時の学習マンガといえば、もの知り博士と
太郎くんと花子さんが出てくるのが常道だったのに
この人のは違ってて面白かったよ~。
「国盗り! 稲葉城」「奇襲! 桶狭間」
「風雲! 大阪城」...の戦国もの5部作も大事に読んだよ。
「国盗り! 稲葉城」は小学生の頃本がバラバラになるまで繰り返し
読んだ覚えがある。カゴ直利という人が描いてたのか。
俺はあのシリーズのおかげで歴史オタになったようなもんだ。
なつかし~な~、おい。
俺は歴史の学習というよりは
マンガとしてアレを楽しんで読んだ
稲葉城~大阪城の五部作は
史実に登場しないホトケの南無兵衛、
穴太の石工などのオリキャラの来し方が
いい味で散りばめられていて
すげえ戦国大河ドラマだったと記憶している
もう手元にないんだが。
カゴ直利はたぶんまだご存命。
何年か前に、やなせたかしなんかと一緒に、
戦争中の記憶を描いたイラスト展をやってた。
小学校の図書室では世界の歴史が集英社、日本の歴史が小学館だった。
その反面、漫画とか物語としての面白さは
二の次になっている。
登場人物の顔が没個性で、動きも乏しく
みんな同じに見えてしまうのが欠点かな
「地球」って言ってるのが笑った。何で「球」なんだよw
地動説と地球球体説を混同してない?
マゼランの航海後だし、当時のヨーロッパ人は地球が丸いことくらいは知ってた。
もっと以前のダンテの「神曲」の世界観さえ天動説+地球球体説。
特に酷かったのが道長の父親と
関白になった道長に皮肉をいう貴族が
同じ顔な点。
肖像画が残ってる人物もロクに資料も見ずに描いてる。
田沼なんて丸々と太ってるし。
カゴなら国盗り物語~風と雲と虹と
あたりの大河ドラマコミカライズのほうがマシ。
まだ持っているんだね?! いいなあ。
ウチのはまとめておかんに捨てられました。
>>12
カゴ直利版は、平安時代は
同じ人物の顔がコマで結構違ってたり、
道長に髭が生えたり消えたり、結構いい加減だったね。
応天門の変で、伴善男が最初から真犯人として描かれていて
冤罪説をまったく考慮してないのもどうかと思う。
室町時代、応永の外寇で、李氏朝鮮軍が倭寇成敗のため対馬に上陸して
荒らしまくる。宗氏に対して降伏を要求すると、宗氏は
「もうすぐここは台風になる」と答え、それを聞いて
朝鮮軍は元寇が二度も嵐にやられたことを思い出して
さっさと撤退してしまい、国王に怒られる・・・という流れだが
これは一体どこまで史実に即しているのか、漫画的誇張なのか
よくわからない。
>>15
>冤罪説をまったく考慮してないのもどうかと思う。
そういうのはカゴ直利の見解じゃなくて、
監修者がある程度決めてんじゃないのか?
実在しない人物が主人公でかなり出鱈目かつおおまかな構成だったな
手塚治虫のやつ、めっちゃ懐かしい。高校で世界史を選択しなかった俺にとって、
世界史の知識は基本的にあの漫画シリーズが基礎になってるw
今ググッたら、復刊ドットコムでリクエスト投票の対象にあがってた。
「日本の国土!」やらの時事ネタで騒ぐのか
日本は殆ど出てこない
太平洋戦争で原爆落とされて、UFOでそばを通りかかったナビゲーターの宇宙人兄妹がびっくりするくらい
事実の正確さもさることながら、漫画として面白い。
石森正太郎版もいいが、如何せん長すぎるな。
最近本屋で立ち読みしたら、新しくなってて絵も全然違ってた。
うちのは1986年初版で漫画担当が古城武司のヤツ。
学研の日本の歴史もあるんだけど、昔からある学研漫画の絵で
登場人物がみんな同じ顔。
1巻の途中で挫折した。
大月書店の全12巻の日本の歴史が気になるんだけど、読んだ事ある人います?
それと石ノ森章太郎の始皇帝の漫画が面白かったから、
日本の歴史全55巻も読んでみたいんだけど、やっぱ長過ぎるのか…
要点もしっかり押さえているし、高校までの日本史は十分カヴァーできるよ
勉強のためという意味では小学館のは確かに良い。
ただ、「絵」の面白さは乏しい。
絵が没個性だからこそ、学習漫画としては
いいのかも知れないが。
大月書店の日本の歴史ですが
戦前戦後のあたり
日本共産党マンセーな記述が結構あります。
それについての判断は、各自に委ねますが
「小中学生のテストに役立つ」
的な内容ではないです。
その直前、そのおっさんが釣ったフグを両手のひらに乗せてよだれ垂らして喜んでいるコマもなぜか印象に残ってる。
人間に虐殺されて食べられてしまうシーンがショックだった
現在売られている日本の歴史漫画では、こんな感じかな
集英社版・・・一番全体的にバランスがとれている。
小学館版・・・唯一同一の画家で統一されている。キャラの顔は没個性的だが
歴史的事実をほどほど広く拾い上げているので学習には最適
学研版・・・・巻によって画家がいろいろ変わり、内容面でもばらつきが大きい。室町時代等は
かなり手抜き。
講談社の世界の歴史って、歴史を学習するってよりは、
その時代を舞台にした人間ドラマ(殆どの場合恋愛モノ)なんだよね。
歴史の学習は巻末資料と年表でやってくれ~って感じに割り切ってる。
その観点でいけば、漫画の方が付録なのかも。
個人的には、古代エジプトの元恋人を生体解剖する医者の話が印象に残ってる。
あと、全巻通じて登場するナビゲート役の宇宙人兄妹がかなりぶっ飛んでた。
普通この手のキャラって観察者に徹するのがセオリーだけど
こいつらの場合、地球人に化けてナポレオン軍に従軍してみたり、
レジスタンスに身を投じたりと歴史に介入しまくり。
妹に至っては地球人と恋に落ちたりするし(笑
同意。つうか俺の頭の中で、インドの歴史=ラクシュミー・バーイー。
妙な語感とともに脳内に刷り込まれた。
過去のみで言えば火の鳥パターンに似ているな
現在はこういう企画は無いのだろうか
ボロい商売だと思うが。絵は原哲夫、は無理として
暇ブッコいてる鳥山明で
古代エジプトの話は結構好きだったな。あの哀愁の漂い方が
好きだった・・・まあ、べたな話ではあるんだが。
完全に史実から程遠い内容で、学習には全く不向きな内容だった。
更に、第一巻のエジプト編の出来が最高に良くて、その後は非常に
お粗末な出来でした。
>>98
小学校の図書室に入ってたよw
これと手塚治虫監修「世界の歴史」のせいで史学科行ったようなもんだ。
でも手塚版3巻からしか置いてなかったんで>>46のエジプトは読んだ事がない。残念。
あと「イラスト日本の歴史」(うろ覚え)ってのもあったな。
絵がきれいだったんで印象に残ってる。
集英社版の世界の歴史の二次大戦版、他のもそうだけど
内容が大きく描きかえられてるね。
前はヒトラーの立身から没落がストーリーの中心だったが、
今度はルーズベルトが中心人物に。
別にナチが好きなわけでもないのだが(というか嫌い)、漫画としては
シリーズ通して前のほうがよくできてた希ガス。
あと、なぜかムロタニ・ツネ版の学研日本の歴史に載ってた関が原の配置図
(武将の背中に名前を示す旗印が立ってて、そんなのがあちこちにいる)を
なぜか必死で自由帳に書き写していたのを思い出す。
>>56
まあこれを読んだのがきっかけでナチヲタ(信奉者という意味ではない)になった俺がいるわけで。
あとムロタニツネ像先生の伊達政宗が男前でファンになって「独眼竜」を狂ったように見てたわけで
ムロタニツネ像は、いろんな出版社で歴史漫画や歴史イラストを書いてきたよね
学研の「*年の学習」の類でも書いていたのを見た記憶がある
で、ムロタニ先生が一部か全部か関与してた「世界の歴史」シリーズで
イスラム教の成立発展をメインにした巻があって、マホメット(ムハマド)に
ついても書かれていたが、その巻がいつのまにかカール大帝中心の
中世ヨーロッパの話に差し替えられていたような気がする
小学校時代、学校で小学館の「日本の歴史」を一通り読んでから集英社のを読んだら・・・
血しぶきは上がる、腕や首は派手に飛ぶ、槍は胴を貫通し、矢は首に突き刺さる
・・・てな感じであまりのリアルなグロさにショックを受けたことを思い出した。懐かしい話だ。
まあ、NHKの「映像の世紀」を見て2chに入り浸るようになって、今じゃすっかり耐性付いたけど(鬱)
学研のだったとおもうが、僧侶の行基(一発で変換出来た)が
大衆をひっぱって奈良の大仏を建立するあたりをよく覚えている。
みんな笑いながら働いてる、って子供心に軽いショックを受けたんだとおもう。
で、完成をみないで行基は死んでしまう。
あと、聖徳太子のヨメさんかなんかがらい救護院かなんかでらい病患者の
膿を吸い出すシーンも印象深かった。
患者が仏に変身するの。
>>60
これはおそらく学研の学習漫画「聖武天皇」のことだね
「※この本は聖武天皇にまつわるを伝説を元にしたフィクションです」の注釈を入れないと
ヤバいような話ばっかりだったよ
小学館版は、真正面から歴史をほぼ忠実に追っかける内容なのがよかったな。
それまでそんなのは皆無だったし、抑制的な画面も却って好印象。
歴史読みたかったしね。小学生ながら。
他社のは、何か歴史元ネタ創作マンガって感じで・・・。
単に歴史マンガなら他にもあるからお呼びでないよ、ってのが正直な感想だったです。
あの頃の子供のほうがアタマよかったよなあ
なんて自画自賛したりしち
つか、ドラえもんが教科書に出てくる今よりも、幸せな時代だった
学研の人物日本史の織田信長はやたらクオリティが高かった。
知ってる人いるかな?
学研の方も読んだ記憶はあるんだけど世界の偉人の方と多分ごっちゃになってる。本能寺の変で農姫が討たれるシーンが入ってるのは多分人物~の方じゃないよなぁ。
個人的には学研日本史の5、6巻あたりの偉い人と側近の会話が好きだった。
後白河法皇が策を練ってるシーンでの 法皇「どうだい、ワシは頭がいいだろう」 側近「ようやるよ、まったく!」とか、
法皇の崩御シーンでの 側近1「あーあ、とうとう法皇様も亡くなられてしまった…」側近2「まさかたぬき寝入りじゃないだろうね」とか。
多分それは世界の偉人の方かな。学研版は炎の中農姫と消えていくって感じだし。
>>85
本能寺の変が格好いい
信長:光秀ごときにこの信長の髪一筋渡してなるものか(ニヤリ)
信長:濃!
濃姫:たわけどの・・・
信長:逝こうぞ・・・
二人で炎の本能寺に消えていく
でもその前のシーンを見ていると,「光秀も可愛そう」って思っちゃう。
だから印象に残ってるのかも。
「キンカン頭!」ねw
ああ、思い出したなあ・・・
小学館版は、謀反を聞いて「光秀、なぜ・・・」
と絶句し、「あと一年・・・」といって死んでいくやつだね。
平手のじいが死んだ所もカコイイよ
「じいでさえ騙し続けたこの俺だ、世間を騙す事など訳はない!」
って泣きながら言うところが最高
集英社版の「学習漫画 日本の歴史」は、細かい版の違いを除くと
3世代あるんだね。
初代 =和歌山森太郎監修、カゴ直利ほか画
二代目=笠原一男監修、もりゆき男ほか画
三代目=現在のバージョン
漫画としての魅力では、あとになるほどちょっと下がってきているように思う。
現在のは、絵はそれなりに丁寧なのが多いが、漫画としての躍動感とか構成力が
ちょっと弱い気がする。(特に近代以前)
>>138
全部読んだわけではないが
集英社版は
第一世代(カゴ版)=歴史漫画というより歴史逸話漫画という感じ。結構エピソード豊富で
読み物としては一番楽しい。しかし歴史学的正確の怪しい部分や、その後の研究で
疑問がついている部分もおそらく多いと思われる。社会史・経済史・文化史的視点が
乏しく、ほとんど有名人の言行中心。
第三世代(現在の)=読み物としてはいまいちで、漫画としての躍動感も乏しいが、
情報が新しいのがメリット。また、社会史・経済史・文化史的描写が非常に豊富。
第二世代=中途半端。絵は最も漫画らしい表現方法が多いが、情報量がなぜか
乏しい。(大きなコマが多いせいか?)
現在出ている他の会社のでいうと、やはり画家が一貫している小学館版がいいのではないか。
学研版は巻によって画家が変わりすぎ、出来のばらつきも激しい。
かなりリアルだったな。しかも、ちゃんと時代ごとに銃器の
書き分けができているというすごさ。
15巻のドイツ軍なんかは特にニヤリとさせられるな。章の扉絵が虎Ⅱで裏表紙シャーマンだったり、
アフリカ戦線には出ていないはずの、Ju88の対戦車砲搭載モデルをわざわざロンメルの後ろに飛ばしたり。
紅い鎧に陣羽織、鹿の角兜。
「家康ッ見参!」
>>248
家康殿はいずこぞ!真田雪村見参!は鳥肌立った。
>>249
疲れ果てて寺で休んでいるところを見つかって首をくれてやった、じゃなかった?
俺は長篠の戦いの場面が好きだな。
絵が、もの凄くリアルで劇画調、
織田と武田双方の戦いへの緊迫感が画面から伝わってくる。
とても臨場感があるよ。