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朝鮮戦争
教養文庫 世界の歴史 全12巻
僕にはこのくらいのレベルでよい
最近読んだのはまんが伝記「ノーベル」、「アインシュタイン」。
あとは「知ってるつもり」を見るくらい。
こんなレベルでごめんなさい。
わりと最近出た中央公論社の「世界の歴史」シリーズ。
読売に買収される前の中公の最後の輝き(涙)
文章にリズムがないし、独裁者に甘いけど、真面目に取り組んでいるのに好感が持てます。
それに独裁者に甘いのは、今までの多くの書物が独裁者に厳しすぎたためだと思う。
もっとも、次の本の方が好きです。
中国史など 中公文庫の宮崎市定さんの本、中公文庫の「世界の歴史」。
イタリア史 モンタネッリの「ローマの歴史」、「ルネサンスの歴史」。←共に読み物としておもしろい
パンノニアってどこだ?なんてときに重宝する。
E.H.Carr <- つづりに自信なし
What is History
>>13
カーの『歴史とは何か』ですな。
歴史を学ぶものにとっては必読でしょう。
つーか、この本の内容を認めるにしろ認めないにしろ、
読んでないヤツは「なんちゃって歴史好き」って言っても
いいんじゃない?
「ローマ人の物語」って、たしかに内容はいいものがあると思うけど、
歴史研究者にはまるで無視されてますよね。
「物語」後に出版されたギリシア・ローマ関連の研究書や概説書を
読んでも、全く参考文献としてあげられていない。
なんか、歴史学者たちは「物語」として一段低く見てるのかなー、
なんて思っちゃいます。
2度目はそうでもなかったな。なんでだろう?
「ローマ人の物語」は俺も好き。特に、ハンニバルの巻と、カエサルの2巻は面白かった。
作品としてはイマイチかとも思うが、ともかくそれなりに面白く読ませるんだから大したもんだと思う。
学者の評価が低くてもいいじゃん。素人はあのレベルで十分だよ。
地図が多かったり、地名に一部現代名を採用(もしくは併記)
してくれたり。
学者のように読者に一定の歴史知識を要求しない書き方は、
有り難いですね。
>塩野七生
うちのローマ史の先生はすごく気にしてるし、よく言及するよ。
史学雑誌の「回顧と展望」でも、確か彼女の本は取り上げられてたし。
まあ、センセは「いいかげんな事ばっか書きやがって」みたいなこと
いってるけど、
史料に縛られないで想像を働かせられる小説という表現方法に、
ちょっとうらやましいとおもってるとこもあるみたいだね。
ま、要は小説か、それとも史料批判を踏まえた研究か、という
違いです。論文で小説を論拠にするわけにはいかんからね。
奴は共和制を葬った男だ!
塩野七生=勝者大好き、勝てば官軍、力こそ正義。
そういうのがあまり行き過ぎると、
民族主義、地方蔑視、とかになりそう・・・
19世紀末ウイーンの雰囲気が感じられて良かった記憶あり。
やっぱ読み物としてある程度面白くないと読むのしんどい。
たしか、さしものアレクサンダーも、ローマの組織力には勝てないだろうって話だったか?
あれを読んでると、たしかにそんな気がしてくる。
ハンニバル侵入時の頑張りは呆れるほどだった。
受験では世話になったなあ
軽くいくなら阿部謹也の一般向け著作。
作家の恣意及び人間理解の限界が感じられるようになって、ダ
メになりました。山岡壮八・司馬遼太郎クラスでもだめ。
やっぱ、事件・事実記述ものが一番いい。
弱い者、迷える者が好きです。
だから、塩野氏のと辻氏のとでは読むときの
心構えが違っちゃいますね。
モーツァルトよりサリエリのほうが好き。
私も同感です。まったくその通りです。しょせんは小説で
歴史の真実をフィクションでえぐるとかいっても限界ありです。
勝者の歴史は常に都合のいいように作られていく。こういうこと考えだすと
どんどんブルー入ってっちゃうね。歴史って何?とか。
が有ったからこそと言えるわけでして、こういった展開になるのはある
意味当然だと思いますが。
因みに私のお勧めは、D.S.ランディスの「強国論」です。
あとTIMES-LIFEの「人類の歴史」シリーズも良いでしょう。
もちろん敗者のことを忘れ去っていいわけではないですが、
重要性が低くなるのはやむを得ないでしょう。
資料からあたるとき程34で書いた壁にぶちあたるということです。
敗者の歴史を残せというつもりもないが歴史の教科書や参考書は強者の記述ばかり。
それが悪いとはいいませんが、歴史は王や英雄だけで作られていくものではない
というのが私の考えです。