これにより、宋は金と屈辱的な条件の和平を結ぶこととなりましたが、もし岳飛が処刑されることなく、金との戦いを続けていたらどうなったでしょうか?
宋朝は、かつての版図を取り戻すことができたでしょうか?
考察してみましょう。
南宋滅ぼしたのはモンゴルだし、モンゴルが勃興したらそれだけで結構マズい
北に行けば南宋軍の兵站は伸び、戦域は金軍の騎兵が最大限に動ける所になる
そもそも当時の南宋の国力では金の南下を防ぐのが手一杯で、抗金の名将と呼ばれる者達の活躍も守城・山岳あるいは河川での戦いといった防御的なもの
無理に北伐なんぞやった日には、破滅が近づくだけ
岳飛と秦檜の黄金コンビ成立(すでに無理があるが… ifだからいいだろう)
岳飛が朱仙鎮で完顔宗弼を食い止めている間に、金国に有利な条件での和議。
金国の和平派は完顔宗弼に頭を抑えられていたので、その和議に乗りたがるだろう。
完顔宗弼が本国へ引き返すとき、開封をいただく。
怒った金国の南下を総出で防ぐ。 防衛できるかどうかはそのときの状況しだい。
秦檜が、岳飛らに靖康の愚を再現すまいと叱咤する。
そして秦檜はあくまで和平をちらつかせて、金国の和平派と主戦派を揺さぶり続ける。
岳飛らがもし開封の防衛に成功できれば、それをもって国境とする。それ以上の北伐は今は無意味。
それに、開封を取れば目的達成の念が宋軍に満ちるだろうし。
そこで、さらにできるだけ有利な条件で停戦和平をもちかける。
それができるかは、すべて岳飛らの局地努力にかかっているw 死ぬ気で守りぬけ武人たちよ!
そのあと、軍閥の指揮権を皇帝に帰するようにする。皇帝直属という肩書きなら、岳飛も文句は言うまい。無理に解体しようとかせずに。つまり、杯酒でもって兵権を解けばいい。文句を言ったときは、それをもって反逆罪とすべし。本来、軍隊は皇帝のものなのだから。
なんつってな。
開封には、宋の歴代皇帝の陵墓があるからね。
これを取る意味は大きいだろう。
農民など一般大衆が蜂起してくれるかに拠るんじゃないの?
兵站は昔の日本軍のように民衆へたかれるか、どうかで決まる。
金軍からすれば南下すればするほど豊かな土地だから現地徴発もらくになるが
宋軍はどんどん貧しい土地へ入っていくことになる
無理に集めると反感を買って民衆が宋軍に対して蜂起しかねない
どこかで大失敗をやらかしそうな気がする。
陵墓がある開封の地域だけは、局地的に返還して欲しい、
と要望してたとか。
金の皇族の最後はもっと悲惨だね。
あの海陵王なんか欽宗の末裔を皆殺ししてるし・・・
南宋の太祖系(兄)と太宗系(弟)の因果応報なんかな??
金が北宋を滅ぼし、
蒙古が金を滅ぼして。
それぞれの皇族が悲惨な目に遭ったことについて、
因果応報の連鎖だとか何とかで書かれた文章を、
ネットで見かけた。
因果応報に加えて自業自得
岳飛は中華思想にガチガチに凝り固まってそうだから、自分達の政府の背信なんて興味の外だっただろう
再び蒙古と組んで、失敗してるしw
ああ、金と同じパターンで違約やって相手キレさせてたな
安西先生のあのAA貼りたくなるw
実は西夏とも似たようなことやってるんだな宋は…。
学ぶということを知らんらしい。
岳飛はあそこで死んで正解だと思うよ。
生きてたらここまで忠臣、名将と称えられることはなかったと思う。
つか本当に自分達をえらいと思ってるのなら「蛮夷相手でも違約せず」という態度とれよw
表面にみえる事象は多少違うが、大戦前の日本の幕僚連中と、根本は似たようなもん。
最前線や実際に敵国の人らと接する機会が頻繁な人のほうが、はるかに相手を理解しているもんなんだよな。だいたい。
ただ、正義を追求する人というものは、往々にして迷惑な存在だ。
別に岳飛と張俊だけのことでもなく、どの時代でも往々にしてあるが。
ほとんど独力で戦った金の太祖の好意で旧遼の土地を譲ってもらったんだよ
にもかかわらず、だから本当にこの時代の中華思想って汚い
金に深く侵攻しないだろうから失地の回復はおろか
占領地の確保さえままならなかっただろうね。
しかも当時の宋軍は金の重甲騎兵に対抗するために重量級武器を配備した
歩兵部隊が多く、勝利後の追撃は困難を極めたらしいから金軍への
打撃もそれほど深刻なものでなかった可能性が高いし。
多分軍閥化して、宋を簒奪したかもしれない。
南北朝の劉宋の劉裕の様にね。
岳飛王朝の国号を考えてみよう
岳飛が新王朝を作っていたらモンゴルの侵略を食い止めてたかも。
四川の呉璘が自立を図ったら、
宋と金を相手に、蜀に独立政権を維持することができたかな。
後年反乱起こして鎮圧されてなかった?
維持はある程度できたって史実じゃないか?
できなかったと思う。
まず人心が離反するだろう。
そしてその頃の呉璘はあくまでも呉カイの忘れ形見の1人で
同じく歴戦の将であった楊政や郭浩と同格にすぎない。
しかも5大軍閥のなかで四川方面軍のみが(西夏に備えて貼り付けてあった)
旧北宋正規軍が母体だろうから反乱に使うのは他の4大軍閥よりも危険。
個人を首領とした軍閥そのもの
韓世忠のように軍権を名実ともに政府に返せば殺されるまではなかったかも
まあ大方そんなところだろうな。
あの後統制官として旧岳飛の一軍を指揮していた
牛コウが張俊の副将の1人であった田師中に毒殺された疑いがあるのは
まさに岳飛の影響力の一掃を狙った意図からだろうし。
退官後にどれくらい将兵がついてきたか自分は薄学にして知らんが、
それでも岳・韓・張の軍閥解体前に、軍閥統制のため
劉光世が左遷され直後にその軍が解体して敵に多くの将兵が
投降している不祥事があったから軍閥統領経験者としての
岳飛の存在は非常に不気味なものがあっただろう。
韓・張の二名より危険視されたいたというのがよく分かるエピソードだな。
岳飛だけじゃなく、四川の呉氏らにも頑張ってもらわないといかんけど。
できれば金の内紛に付け込むような策を講じたいね。
岳飛の軍は一切略奪をしなかったというが、それじゃあどうやって兵を養っていたのですか?
当時の軍閥の形態から考えて不可能ではないにしろ困難で、神話っぽい気配もするんですがしっかり史料にもあるんですよね、これは
そして意外と斉宋国境付近は民生が安定していた。
というのも宗弼の南侵は建炎末年を最後に紹興4年までなく、
それまで宗弼は西征に徹していた。
その間南宋は国内の反乱鎮圧で力をつけた軍閥を次々に国境付近の守備に
まわす方針だったが、それまでの間は小康状態の不安定な国境付近にいた
中小の勢力に半独立政権を認めてその支援者となっていた。
それら中小の政権の長を鎮撫使という。
鎮撫使は自分達の受け皿となり強力な後方支援者でもある南宋の支配を喜び、
支配地域の地力の向上にあたった。そして軍閥がその地に進出するようになると
朝廷にその後の地位の斡旋などを受けて、スムーズに支配権を譲渡する
ようになったのである。
著名な鎮撫使には順昌府で劉錡と共に宗弼に大勝利した陳規がいる。
武官偏重の史観で単なる清廉な官僚だと思われがちだが、城郭防衛では
当時の最強だと思う。
北方氏あたりなら、熱き漢の物語に仕立ててくれそうだけど。
やっぱり、民族感情に訴えかけるものがあるから。
日本でいえば火葬戦記ブームが一過性で終わらず何世紀も継続しているようなもの……というのが言いすぎか?
確か金を滅ぼしちゃう展開の奴もあったよね?
牛コウが異様に長命で
ようは、そういうので民衆はガス抜きをしていたのだから、後世の我々が、それについて必死に議論するほどのこともない。
北方岳飛というのも、いいかもしれんね。
日本で言うと源義経みたいなポジションのヒーローなの?
北条時宗や小弐父子・竹崎季長なんかはあまり歴史ヒーローの定番じゃないでしょ?
逆に内戦(源平合戦や戦国時代)の人物のほうが日本にはおなじみのヒーロー
そのあたりに、日本で三国志が人気ある理由があるのだろうね
攻めて来る異民族が怪獣&宇宙人でそれを守る岳飛がウルトラマン
高宗は宇宙人に騙されてウルトラ警備隊を解体しようとする
総理あたりになるのか?
秦檜は防衛組織内部からウルトラマンの足を引っ張る狡猾な宇宙人って感じかな
まだ一巻の途中だけど…
すごくおもしろいとかはないけど投げずに読める。
おれは湖南転戦でわけがわからなくなり惰性で読みおえたクチ。内容覚えてないw
確かにあの部分は……
もっと対金戦争で筋を通した形にした方がすっきりしただろうね。
岳飛が欽宗の下で大活躍、見事に金軍を撃退して、靖康の変の悲劇は回避。
おまけに岳飛は欽宗の妹の柔福帝姫と結婚する、って話だった。
欽宗趙桓が戻って来たら、たとえ本人に帝位復帰の意思がなかったとしても、担ぎ出そうとする者が必ず出て来る。
明朝での土木の変の後の奪門の変なんか見るに、そうなる可能性は高いだろうね。
岳飛ってあまり強そうなイメージが無いんだけど、
実際はどうだったの?
強かったのか?
関羽は荊南から軍をおこして、襄陽に迫った。
岳飛は湖南から軍をおこして、開封に迫った。
もっと長期間活躍してたら専横に走っていたに違いない。
尽忠報国の入れ墨なんて見せ掛けですよ。見せ掛け。
三国志でいえば関羽
軍事的な能力はあるけど別格って感じではない
忠義の士ではあるが欠点もある
そんな感じ