★米長永世棋聖「築いた万里の長城、穴が開いた」 電王戦敗北後の会見 全文
プロ棋士対コンピュータ「将棋電王戦」の第1回戦が2012年1月14日おこなわれ、コンピュータ・ボンクラーズが日本将棋連盟会長の米長邦雄・永世棋聖を下した。
序盤は想定通りの展開だったとしたものの、終盤に相手がコンピュータであれば「取り返しのつかないうっかりミス」を犯したことを明かし、悔しさを滲ませた。
それでは両対局者に本日の対局の感想を伺いたいと思います。米長永世棋聖お願いします。 米長邦雄・永世棋聖
私が弱い、あるいはその後の作戦・読み筋が劣っていたということはどのように書いてもいいけれども、62玉という手に失礼があるようなことは書かないようにしていただきたい。私の研究ではボンクラーズが76歩ときたときは、62玉が最善手ということに決めておりました。序盤は、私は完璧に指したはずなのですけど、残念ながら私は途中で65桂とはねられる手を見落としてしまったもので、万里の長城を築きながら、そこから穴が開いて攻めこまれたという結果になりましたそれは私が弱いからであります。以上が私の感想というか、言い訳というか、発言でございます。
続いて質疑応答に移らせていただきます。質問はございますか。
読売新聞・サイジョウ記者
プレマッチ後、初手62玉が奇策だと書いたのは読売新聞なのですが、奇策ではないというのは具体的にどういうふうな考え方なのでしょうか。
あなたのものの考え方ではわからないと思います。
わからないから聞いているので・・・。
そうですね。それではご説明致します。76歩とつかれた時の最善手は62玉と、これは(将棋ソフトの)ボナンザの開発者と密かにお会いしまして、その席で教えていただいた手なのですね。
その後の指し方も、今日の将棋の序盤の金銀4枚密集した形のところまでが研究、こうなれば後はいけるという形なのですね今日のような形に、またこの次指したときなるかどうかは別ですけれども62玉とあがって、振り飛車に対して銀を2枚並べて、そして相手の出足を食い止めて、おもむろに圧迫していくという、そういう作戦なのですね。
ですから、ボンクラーズの1秒間に1800万手を読むという機械に対して、こちらのほうは手を読むというよりも、読ませないという作戦ですね。ですから、万里の長城を築いたというところが、築く第1手が62玉だったのですね。
ただし、これを技術的なことで説明しますと、1冊の本ができあがりますので、あとは(この後発売の)中央公論新社からの本を読んでいただきたいと思います。
今日は具体的にどのあたりが疑問だったのでしょうか。
私の見落としは正直はっきり申し上げますと、飛車があっちへ行ったりこっちへ行ったりというところまでは、完璧に差し回しをしたはずなのですね。しかし、重大なミスが出たのですね。
それは指し手で申し上げますと、1番悪かったのはまた後なのですが、ちょうど80手目ですね。66歩に対する同歩という手があったのですけど、その手では86歩、同歩とつきつけて、72玉と引いておけば優勢だったろうと思うのですね。
その後どうなるかというと、当然指し手で申し訳ないのですけれども、65歩、同桂となって、66角と上がることになる。そこで同角、同銀、86飛車と走ってしまおうと。そうすると優勢を持続できたのだろうと思います。
人間相手なら間違いなくそう指したのですけれども、私はもっと安全に確実にというふうにずっと指していたものですから、それは切り替えができなかったのですね。切り替えができなくて、私には致命的なミスが出たのですね。
それは私が90手目いったときに、91手目77桂とはねられて、私は重大なミスに気が付きました。それは、次に66歩とつきましたけれども、その手では74歩、同歩、同銀というふうにすれば、盤石の体制でほぼ試合終了だろうと思っていたのですね。しかし、その後75歩とうたれまして、同銀左ととったときに65桂とはねられる手があるのですね。65桂とはねられる手を私はうっかりしたのですね。そのうっかりミスはもう取り返しのつかないうっかりミスで、それからその形になるとボンクラーズには勝てないということが私の勉強ではわかっていますので、あとはそのまま諦めたというところですね。勝敗を分けたのはその2点です。ボンクラーズとの練習対局は何局くらい重ねたのですか。
おそらく150局くらいだろうと思います。
勝率は1番最初に10月に機械を入れていただいた後、正直言って1手30秒で指しまして10連敗しました。1分将棋にしまして勝率1割。しかし、直近では4連勝していたのですね。ですから、だんだん弱点、長所も短所もわかってきていて、そして持ち時間を3時間にした将棋では1勝2敗です。ということで持ち時間が多くなって、そして相手の長所・短所をわかっていますので、今日の将棋はだいたい作戦通りうまくいったはずだったのですね。ボンクラーズの具体的長所はどういうところでしょうか。
1秒間に1800万手読むということは、これは途方も無い数字。読み筋に対して私がいくら読んでも切りがない局面、読み切れない局面、そういうふうに持ち込んだのが、62玉からの作戦だったのですね。そして、私が描いたとおりにうまくいったのですね。うまくいったのですけど、残念な結果になったということです。
あとひとつ確認なのですが、デン「ノ」ウセンと聞いていたのですが、デン「オ」ウセンでなくてデン「ノ」ウセンでよろしいですか。
「天王洲アイル」と同じでどう読むのかわかりませんが、デン「ノ」ウセンではないかと思います。しかし、あの子(司会)が読んだのはデン「オ」ウセンですけれども。
デン「ノ」ウセンと聞いていたのですが、司会者の方が今、デン「オ」ウセンとおっしゃっていたので・・・。 言葉を大事にする読売新聞ならではの質問だと思うのですが、(日本)将棋連盟というところは「どっちでもええやないか」という団体でございます。コンピュータは電気の脳とかいて「電脳」というそうですから、それに引っ掛けてデン「ノ」ウセンかと思いまして、そういうことでよろしいでしょうか。
はい、そうですね。
禅問答のようになって恐縮なのですけれども、対局しているときに(相手は)コンピュータという意識なのか、あるはよく「棋は対話なり」と言いますが、何か人間らしい対話をしている気分になったりとか、コンピュータとやっているのに人間らしさみたいなものを感じたりということは、今日の対局でありましたか。 非常に困る質問であるのですけれども、私はとにかく将棋場に向かうと、相手がコンピュータであっても人間誰であっても全く同じように心がけているのですね。ですからコンピュータだという意識はあまり無かったのですね。それがあそこまでうまく指せたということ。もっともコンピュータ相手だからそう指したのであって、コンピュータでなければ、またコンピュータのなかでもボナンザでなければ、私の研究では初手62玉ではなかったと思うのですね。
ですから、やはり指し方がガラっと変わると思うのですけれども、コンピュータは斬り合い、読み合いになりますと、とても人間が勝てるようなものではないので、その辺をよく意識して指していったのですね。今日はその慎重さが途中から裏目に出たということですね。
向こうの手待ちをしているときは、ちょっと困っているのかなというような擬人化して考えてしまうような瞬間はありましたか。
あれは非常にコンピュータの巧妙なる高等戦術でして、私という人間をよく知っているのですね。私がやりたい手がいくつかあって、それを勝とうとして手をだすとカウンターパンチを繰り出すという作戦で、皆さん方が見ていると飛車があっちへ行ったり、こっちへ行ったりと何をしているのだろうというところなのですけれども、結局私が最後に間違った。私が間違うのをジッと手待ちしているわけですね。
そういう点では大山康晴(十五世名人・故人)と指したという感じですね。 しかし、私の作戦はもともと大山康晴になりきって指すという作戦でしたので、今日は2人の大山康晴が指した。途中から私らしい手を指してしまえば良かったのですけれども、切り替えができなかったのですね、私の頭では。それが結果的に負けになったのですね。
この開催が決まったときにもおそらく話があったかと思うのですが、改めて今回決着がついた時点でコンピュータがこれだけ強くなったことについて、どのように感想を持たれていますでしょうか。また、コンピュータ将棋の今後などについても教えていただけますか。 62玉はいい手ですからね。朝日新聞社にも申し上げておきます。CSA(コンピュータ将棋協会)と日本将棋連盟とはずっと長い付き合いで、毎年5月の(コンピュータ将棋の)世界選手権のときに日本将棋連盟はささやかではあるのですけれども、お金と人を出しているわけです。38年間、社団法人としてささやかではあるのですけれどもずっと応援していて、今度の5月にも応援するのです。
ですから、我々のほうは、コンピュータソフトがプロを負かすのか負かさないのか、そういうことではなくて、どこまで強いのか、最善手を求めていくことが我々にとって一番大事なことですので、それが人間であるかコンピュータであるのかということは全く関係ありません。
しかし、親子みたいな関係で赤ん坊を抱いているうちはよかったのですが、だんだん親に反抗するようになってきてですね。もう息子のほうが強い、娘はうちを飛び出すとか、そういうふうな事態になったわけです。
この後はどうなるかというと、今日は一番負けましたけれども、だからプロが弱いということではないのです。この後はコンピュータをコンピュータとしてさらなる進化をしていって、人間は人間として、やはり脳みそを使って、脳に汗をかくほど一生懸命将棋を指す姿が多くのファンに感動を与えて、駅伝やマラソンと車の会社のような関係で、駅伝・マラソンは車が横をさっと抜けるのだと思うのですが、ノロノロ走っている。それは、ランナーの汗というものに感動するから。
そこはできれば皆さんがどのようなことにも、プロ棋士を尊敬し、またプロの将棋は素晴らしい、面白いと思っていただけるようにお願いをしたいです。読売新聞社の竜王戦、朝日新聞社・毎日新聞社の名人戦、引き続きどのような事態になりましても、ずっとやっていくということをよろしくお願いしたいですね。
今日の対局にのぞむにあたって、いろいろ研究を積まれたかと思うのですが、対ボンクラーズ、ボンクラーズを負かすという技術の研究と、会長自身が現役当時の力を取り戻すための研究・鍛錬というところで、分けられると思います。会長自身、現役当時の力とどれくらいまで戻って、今日の対局にのぞまれたと思いますか。
正直言ってボンクラーズの研究は1日6時間、延べ300時間くらいになるのですかね。(正確に)わかりませんが相当な時間を費やしましたけれども、プロと指す場合には全く役に立ちません。これはボンクラーズに勝つための研究をしたのであって、プロとやって現役に復帰するであるとか、自分の将棋をさらに高められたということとは全く関係の無い話でして。そこは人間相手の研究をする人間と、勝つということだけをやってくるコンピュータとは多分違うのだろうと思う。
私は全盛時代よりは弱くなっているとは思うのですけれども、この後は私が答えるより、(記者会見に同席している)渡辺明竜王と谷川浩司九段に「率直な本音を言ってください」と聞いたほうがいいですね。
渡辺明竜王
すいません。率直に言いまして、私米長先生の全盛期の強さがわからないので、ちょっとコメントが出せません。
私がプロになって米長先生と公式戦を一度指しているのですけれども、その頃米長先生は引退の近くの頃でしたので、先生がおっしゃっていた全盛期には当たらないと思います。ちょっと全盛期との比較ということでいうと、私はわからないというのが正直なところです。
私は米長先生とタイトル戦を何度も戦っておりますので、永世棋聖の全盛期をよくわかっております。渡辺さんのように逃げることができないのですけれども、やはりちょっと勝負勘というところで、(米長)会長もおっしゃっていましたが、序盤・中盤は押さえ込みをはかって、でもやはり押さえ込みだけではなかなか勝ち切れないので、どこかで斬り合いにいかなければいけなかった。それは先程、会長も手順を記されましたけれども、そのあたりが現役を退かれてから8年間というのは少しひびいて、このような結果になってしまったのではないかと思っています。会長に対して失礼なことを言ってしまいました。
ニコニコ動画・亀松記者
ニコニコ生放送では今回の対局の中継をして、非常に多くの将棋ファンが見守ったということで、あと原宿のサテライトスタジオではパブリックビューイングの形で見ていただいたのですが、そこには人が入りきれないほど来て対局を見ていました。
年齢が高い人も非常に見に来て、今日の対戦に注目をしていたのですが、そのような中継を見ていた人に対して、何か一言ありますでしょうか。
今日の対局の主催者がニコニコ動画と中央公論新社の2社なのですが、やはり一番大事なことは対局をするときの本当の勝者は誰かということ。私はニコニコ動画を見てくださった方が「いい勝負だったな」「面白い将棋だったな」と思うことが一番の勝利だと思っているのですね。ですから、そういうふうなことが一番大事なことだろうと思うのですね。
この間も私ワンマンショーのようなものがあったのですね。その時も横にずっと文字が流れてきますけれども、私は1時間横に流れたその文字、双方向性のやりとりをし、お客様のアンケートは「良かった」が90.8%、「まあ良かった」が7.8%、2つあわせると98%以上の人が「良かった」と。それが一番大事なこと。ニコニコ動画を見ていた人たちが、この将棋の一番の勝利者となっていればいいと思っているのですね。
昨年から自宅でボンクラーズを研究して、何局もやったと思います。今日のボンクラーズはそれよりもさらにスペックが高いマシンに仕上がっていたかと思うのですが、自宅で研究していたときと今日のボンクラーズとで、違いのようなものを感じたことはありましたか。正直言ってほとんど変わっていないというとおかしいのですけれども、私には違いがわからなかったですね。ですから、おそらく1秒間に100万手読んでも、500万手でも、あるいは2000万手読んでも、プロとコンピュータソフトの戦いにおいては、あまり関係が無いことだろうと思う。つまり、1秒間に100万手、200万手読んでいる時点で、正直言ってプロが絶対に敵わない部分。例えば、詰将棋を解くスピードであるとか。私が1時間考えるものをコンピュータは1秒とか、そういうふうにはっきりと人間が絶対に敵わないというところがある。逆にコンピュータが人間には勝てない部分があって。ここまで来ますと1秒間に5000万手読んでもあまり関係が無いことなのですね。
ですから、プロがコンピュータよりも強いところは何か、弱いところは何かということを、プロ側が認識して指すかどうかが非常に大きいこと。
あとひとつ確認なのですが、デン「ノ」ウセンと聞いていたのですが、デン「オ」ウセンでなくてデン「ノ」ウセンでよろしいですか。
「天王洲アイル」と同じでどう読むのかわかりませんが、デン「ノ」ウセンではないかと思います。しかし、あの子(司会)が読んだのはデン「オ」ウセンですけれども。
デン「ノ」ウセンと聞いていたのですが、司会者の方が今、デン「オ」ウセンとおっしゃっていたので・・・。
言葉を大事にする読売新聞ならではの質問だと思うのですが、(日本)将棋連盟というところは「どっちでもええやないか」という団体でございます。
ここのやり取り面白いなw
読売新聞が可哀想w
将棋界の権威も地に墜ちたな…
大学相撲のやつがいまの貴乃花親方に勝ったようなものコンピュータごときが白鵬(羽生)に勝てるわけがない
まあでも実質的にそれも逃げ回ってる形だからなあ
羽生はぜんぜん逃げてないよ
電脳ヲタ側がどうせ羽生には勝てないと踏んでいるから挑戦しないだけ
要するに、お互いのファンが「あっちが逃げてる」と言っているわけか。プロレス的だな。
個人的にはまだまだ人間に頑張ってほしいが
PC側は羽生との対戦を熱望しているよ勝ち負けが問題なのではなく、羽生との対決を行ってこそ人工知能研究に資するものと考えているんじゃないかな、
各所のニュアンスから見るに
人工知能は不可能と結論が出てる。将棋ソフトは、アルゴリズムを計算してるだけ。
結論は出てないよ。極めて困難だというのは学会でニューロコンピュータ研究者が指摘してるが
えーと、全く逃げ回ってないんだが
君が金を払って誠意を持って同意を得れば実現する
ちなみに羽生の対戦料は7億8千万程度だったと記憶してる何故、この金額になってるのかは会長の話をどこかで見れば分かる
>ちなみに羽生の対戦料は7億8千万程度だったと記憶してる
アホか、そんな法外な額を要求している時点で全力の逃げだろ
負けて赤っ恥かいて権威が崩壊することにビビっているのがその額
まあ、事実上の逃げだろうな
羽生ですら100%勝てる確信が持てない水準にまで来たという事か
一昔前はプロどころか一般人にすら勝てないレベルだったのにな>コンピューター
将棋界のことを言ってるんじゃない
これは勝者や見物人の態度が試されるね。
>勝率は1番最初に10月に機械を入れていただいた後、正直言って1手30秒で指しまして10連敗しました。1分将棋にしまして勝率1割。しかし、直近では4連勝していたのですね。ですから、だんだん弱点、長所も短所もわかってきていて、そして持ち時間を3時間にした将棋では1勝2敗です。
将棋界からしたら、今年は米長会長の負けでOKだったんだろうね。
将棋に興味が無い人にも知られている棋士が負ければ話題になるから。
来年の五番勝負も、盛り上げられるし。
いま現役の棋士で、興味の無い人にまで名が知られている人が少ない。
コンピューター戦が話題になれば名前と顔が売れて有名になるかもしれないし。
男の若手の方が女流より上
まあ、機械の無機的な勝負に比べて人間の勝負には味がある、と言う方向に逃げるしかないなあ
将棋には計算不能な心理的要素がある
羽生レベルになるとコンピュータが騙されてしまう
チェスまでやってるし知的好奇心旺盛なんだからさ
米長のじいさんだってタイトル戦並みの時間制限という条件がもらえたらコンピュータは敵わない
ただじいさんのほうが体調壊す
どうだろうね。一秒に1500万手も読めるし、今後も改良を重ねるだろうから。
チェスより複雑とはいっても、有限手でしょ。
人がだますような手を打っても読み切られたら終わりだと思うけど
単に可能な手を網羅することと、そのうちのこれを有効手と考えて指せると判断することはちがうよ
相手の癖や心理を読む力がないと将棋で強くなるのは無理
名人クラスはその手の能力が優れている
米長さんも言ってるけど、人と機械を対戦させて機械が勝つのは寧ろ当然の流れ。おかしくないし、それで人の側の価値が毀損されるわけでもない。
野球だってマシーンをマウンドに置いて投げさせたら打たれない。
No.
最初にピッチャー返しされて終了
将棋でピッチャー返しみたいなことが出来るかは知らん
そりゃ打たせるための練習用ピッチングマシーンだからだろ
本気のピッチングマシーンつくったら人間に打てるわけない
羽生はそれが2015年だと予言してる
人間対人間の戦いにある駆け引きも面白いけど、こういう対コンピュータとしての駆け引きも面白いな。
米長会長も面白い人だったし、将棋も面白そうだなって思った。
将棋人口は減ってるから、なんとか盛り上げようとしてる感はひしひし伝わってくるよ。
衰退産業新聞屋依存体質は変わらんから。
紙新聞社も潰れそうだしな。主催社がネット系の会社になったり変わるのか、プロが無くなるのか、時代の移り変わり時期には間違いないな。
これは悔しいだろう
スポーツとかに例えて将棋は廃れない、って話はちょっと的外れだと思う。人間のフィジカルはマシーンに敵わないという前提がすでに定着している状態で、スポーツは人対人のゲームとして楽しまれている。
単純な演算能力で人はコンピュータに敵わないという前提は定着している。それでも情報の取捨選択や経験に基づく「無から有を生み出す」ような人間の力に、ソフトのアルゴリズムが及ぶのか及ばないのか、という観点じゃなかろーか。チェスというルールではもう人間を超えた。でも愛好家は別に減っていない。
今度は将棋というルールで試されている。愛好家は減らないだろうが、プロ組織が今のまま維持できるかは、なってみなきゃ分からないだろね。スポンサーあってだから、人間側の負け方も大事だろう。
失礼な!
放尿はかろうじて先崎が止めてくれた
裸踊りは先崎と一緒になってやったけど
人格者だし、事実は事実として受け止めてるからだ。
それすら簡単にできることではない凄いことだ。ぶっちゃけクラスタ組んでる時点でコンピュータの方はまだまだだ。
棋士としての能力と政治家的資質は一流だが、人間としてはカスだぞ。
>人格者だし
それは絶対無いw
むしろ、ネットで視聴者も参加できるとかで数万台くらいのクラスタにしたら、どうなるかを見てみたい
そういうアルゴリズムくめないかなぁ
そういうのって指し手の数とか読むスピードとかの向上にはなるんだろうけど、将棋の面白いところって、相対的・基本的に相手が指す手よりも良い手があるところだからね。
それは単に直近の1手かもしれないし、5手一組かもしれないし、10手ひとまとめかもしれないだけで。前提として全体の形勢状態とかも絡んでくるけど。
人間の場合、論理的な思考・結論と直感的・イメージ的思考と結論があるから、無駄も省ける反面、本当は無駄じゃないものも無駄だとしたりすることがあって、そこらへんをどれだけ正確に早くできるかというところが課題。
コンピュータの場合はデータがあっての計算とアルゴだから、計算能力は物理的にいくらでも上げることはできるんだろうけど、データがなければ駄目だし、データは計算能力でもカバーできるにしても、アルゴ自体がやっぱり人間の能力が向上しないと向上しないところが課題だと思う。
ボンクラなら勝った場合同じように指してくるけど負けたら違う手指してくるよ
凄く内容のしっかりしたコメントだ。
理路整然としてる。
たった1局なんだけど、その1局でもこれだけの分析と研究結果が出てくるんだもの。毎年のタイトル戦、新しいタイトル戦として電王戦を作ればいいと思う。
盛り上がるタイトルになると思う。
なんとか人間側にがんばってもらいたいね
コンピュータはそういうのとは無縁だし
そう遠くない時に誰も勝てなくなるんだから、今のうちに当代最強の人間との名勝負を歴史に刻んでおいた方が良い
その後の歴史
「第1回将棋電王戦(2012年)」
ボンクラーズが米長永世棋聖に勝利
「第2回将棋電王戦(2013年)」
コンピューターがプロ相手に3勝1分1敗
「第3回将棋電王戦(2014年)」
コンピューターがプロ相手に4勝1敗
「将棋電王戦FINAL(2015年)」
コンピューターがプロ相手に2勝3敗
「第1期電王戦(2016年)」
ponanzaが山崎隆之叡王に2連勝
「第2期電王戦(2017年)」
ponanzaが佐藤天彦名人に2連勝