軍人「はい、今日の徴発は終わり。お疲れさまでした」
ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、念願の白人からの開放をされたのだが、『現地で自活せよ』という戦争方針があり、結果、大日本帝国ちゃんが定期的に現地の店から物資を購入してくれるようになった。
しかし大日本帝国ちゃんはなんだか現金を使いたくないみたいで、いつもいつも不愛想に軍票パラパラして、経済イタイイタイなのだった。
深夜なのに大日本帝国ちゃんの陣地から明かりが漏れている。
ワイ(し、将校ちゃんが、芸者さんと宴会をしている!?)
将校「ふぅ……こんなものですかね……。もっと贅沢したいし徴発を頑張らないと……」
ワイ「将校ちゃーん!」 バターンッ!
将校「ひゃあッ!?」
ワイ「し、将校ちゃーん! ふざけんなよーッ! 将校ちゃんは毎日宴会のために略奪ガバガバしてた上に現地民の苦痛も知らずに……ッ!!ハフッ!ハフッ! 将校ちゃん酒臭い!」
ワイ「ご、ごめんね将校ちゃん……!」
将校「べ、別に、略奪ガバガバするくらい普通です……。それが私のお仕事なんですから……。それに、国は貧乏で、あんまり物資が来ないから」
ワイ「じ、冗談じゃないよ! 大日本帝国ちゃんのその略奪で現地民は困窮してるんだよ! あっ、そ、そうだ! チノちゃん米軍呼んで!
チノ「こ、こうですか?」
米軍「そう! それじゃあ今から上陸作戦起こすからね! 大日本帝国ちゃんの陣地に事前砲撃するからね! ちゃんと受け止めてね!」
将校「えっ、えっ?」
米軍「ウオーッ! 大日本帝国! パールハーバーの怒り出すぞ!」 ズドズドズドーッ!
将校「ひゃあッ!」ドカーッ
謝るんかよ
将校「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ワイ「それはね……米軍ちゃんの反攻準備が、十全に整ったからだよ! 米軍ちゃんの30倍の国力と無尽蔵の生産能力でね!」
将校「30倍の国力……」
ワイ「そう! だから、大東亜共栄圏なんて、夢物語なんだよ! 敗戦は、外国を巻き込まないで、自分だけで済ますのが一番いいんだよ!」
将校「は、敗戦って……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、戦争に付き合ってもらうね」
ワイ「いやだよ!」
その後、大日本帝国は敗戦に伴い軍票及び占領地通貨の無効を宣言し元占領地の経済が悪性インフレを起こしていた。でもまぁ、その日以来、軍票の回収も補償もされなかったが独立できたので結果オーライ! 終わり
草
いうほど結果オーライか?
巻き込まれんでも独立出来たけど日本はいい金ヅルやから媚びを売る
なんで戦争に巻き込まれず独立するが選択肢にないんだよ
当時ばらまいた額が200億円で大和100隻分以上やで
無理やろ