最近興味があって色々と調べてみたんですが、
壊血病を恐れる彼らはどうして、航行中に魚を釣るという行為をしなかったんでしょうか。
まさか魚食の習慣がなかったわけじゃなかろうに。
ニュース
壊血病の病気の原因そのものが当時不明だったので、解決のしようがなかった、とか。
生の魚肉にはビタミンCが含まれています。
たとえば、ヨットで海を横断する現代の海洋冒険家のような人にとっては
壊血病の予防のために、釣った魚を生で食べるのは常識です。
ビタミンCは酸味系の果物を食べないと摂れないが…魚ばっか食ってると
もっと恐ろしい寄生虫にヤラレルと思われ…
もっとも>>4よりも虫がつく可能性が高くなるが・・・。
1534年セント・ローレンス河探検 フランス・カルティエ探検隊
インディアンの煎じた薬草(おそらく毒人参)で壊血病克服
1615年太平洋航海 オランダ/ル・メールとスハウテンはアメリカ西岸シェラ・レオネに寄港、
ナイフ数本とビーズ玉でインディアンから25000個のレモンを入手。
おそらく壊血病予防のレモンの使い始め。
1765年ウォリスのドルフィン号による世界一周航海。ココヤシの実が壊血病予防に効果ありと報告。
1768年キャプテン・クックの太平洋探検。ザウアークラウト(塩漬けキャベツ)と船内の徹底清掃による
衛生管理で、ついに解決病死者ゼロの偉業を達成する。
・・・まあ、これは手もとの資料の丸写しですが、あっちの文化圏ってサシミ文化(魚の生食)がないですよね。
そっちの関係かと?
釣りはやってたらしい。
でも、基本的に生食はやはりしなかったのでは?
日本だってサシミが庶民に普及したのは、冷蔵庫ができてからでないの?
ラムはサトウキビから砂糖を精製する過程で出来る廃糖蜜で作られた
いわば副産物。安いのが取り柄だが、もちろんラムとしてのウマさを追求した物もある
内臓とかを食べるわけでなく肉だけ食べるなら、海水魚は寄生虫の心配
はあまりありません。
淡水魚はアニサキスが怖いけど。
ちなみに、「なます切り」などの言葉が残っている「なます」のように
生で魚を食べる習慣は、日本や中国には古くからあります。
まあ確かに庶民に広まるのは近代からかもしれませんが、江戸時代後期
にはもう江戸に寿司屋さんがありました。
これに対し、欧米人は、鱗のある生物を基本的に嫌う傾向があります。
彼らも魚は食べるけれど、生で食べるのは気持ち悪いと考えます(肉な
ら生同然のレアステーキを平気で食べるくせにね)。
鮭のマリネとかは生じゃない?それとも最近できた料理なの?
食用の生鮭は寄生虫等を一度冷凍処理で殺して、しかる後解凍した物
航行中に魚を釣る行為自体、あまり一般的じゃなかったんでしょうかね。
あまりそういった記述をみかけないもので。
ゾウムシが這ったり、カビだらけのビスケットかじるくらいなら、鱗がついと
ろーがなんだろーが、まだしも”食い物”らしい魚を食べたほうがましなんじゃ
なかろーか。
コクゾウムシは貴重な蛋白源です
生食、刺身にして食べていたことが幸いしていたと、昔、読んだ記憶がある。刺身には
ビタミンが確かにあるものね。
さいとうたかを「サバイバル」でサトル少年が火をおこす手立てが無い為釣った魚を
生で食らい、それが結果的にビタミン不足を補って命を繋いだ、というくだりがある
奴ら、釣った魚を刺身にして醤油とワサビで食べてたなぁ。
これ見て日本食も普及したもんだと思ったよ。
生魚が食べられたから生きてゆけた。
同刻、イギリスの探検隊は全滅。生魚が食べれなかったから。
飲料水代わりにしたという。(水は腐るため)
ビールは麦からできている。これがビタミン源だったと聞いた。
>>23
飲料水の意味もあったろうが、近代のころのビールは飲む食品、
つまり液体カロリー○イトとか、チューブ式のなんとかとかの
イメージだった。
例えば、
紡績工場で働く女工さん達のある日の夕食→ビール中ジョッキにはい
それ、イギリスだけじゃないか?
動物相手(マジ)
日英同盟とかそこらへんのとき、イギリス海軍が日本海軍に
何頭かの生きたヤギだか羊だかを送ったところ日本海軍は
全部食べちゃったんだけど、イギリス海軍としては性欲処理用に
送ったつもりだったって逸話がありましたな。
ヤギね。ちなみに、送ったんじゃなくて貸したつもりだったらしいので
イギリス海軍の方はかなり嘆き悲しみ、かつ怒ったそうな。
そして21年の日英同盟破棄につながったと・・
>>1
ともかくね、ギリシャ、中近東のあたりはともかくとして、西欧には昔は海の魚を食べる習慣自体がもともとなかったのさ。
海洋民族を自認していたイギリスでさえね。
こりゃあ、文化の違いとしか言いようがない。
明治の初め、日本に牛肉を食べる習慣が入った時、大変な騒ぎだったようにね。
この、新しもの好きで機会主義者の日和見国民からしてそうなんだから、彼ら思想堅固な西欧人が海の魚を釣って食べるなんて、当時はなかなか難しかったのさ。
穀象虫(ウジ虫と思えば大差ない)のうようよいるレンガのようなビスケット(イギリスの「海軍のパン」)と、ベルトと大差ないような塩付けのビーフとポーク、それにライムジュースでネルソンの艦隊は戦ったんだから。
四旬節の間は肉は食えなかったのでタラだかニシンだかを食べていた。
>西欧人が海の魚を釣って食べるなんて、当時はなかなか難しかったのさ。
「生」で食べなかっただけで「海の魚」はちゃんと釣って食べてたらしいぞ。
何しろ帆船だからねぇ。油も騒音もないから船べりで糸をたらせば
結構、簡単につれたらしい。
北海沿岸あたりじゃよく魚食べるよ。
>>56
そもそも、大航海時代の話だろ? その名前の時代が西欧似合ったのかどうかは別にして。
もっと下った1800年頃のイギリスでさえそうだった、と言っているわけ。
1600年代のスペイン、ポルトガルだったらなおさら。
今は、北欧どころかスペイン料理にも魚のうまいのはあるよ。もちろん。
西欧だと、いまだに生魚はほとんど喰わないけどナー
まあ、寄生虫の問題があるから、喰わないのにも一理あるけどナー
寿司くらいなの?
まあ、日本人も実はそんなに生の魚は喰わないね。冷蔵運送が発達する前は
魚といえば干物だった地域ばっかりだし、寿司も刺身もそれほどの頻度では
食べないし。
>>58
そそ。あと、寿司自体は結構普及してきているけど、生の魚よりも
やっぱりカルフォルニアロールのようなものが好まれる。
海兵隊の起源は船内の治安維持(と船上戦闘)でしょ。
女王陛下のユリシーズを読むと、第二次大戦なのに食糧と休養問題で
反乱寸前、営巣に海兵隊が水兵をぶちこんでいる。
ノアとスピッドヘッドで検索したけど、ファンサイトしか当たらなかった。
ナポレオン戦争時代の有名な英国海軍の反乱事件。
刺身や醤油の煮付けだと美味いぞ。
刺身にはせんと思うが。
ギリシャなんかでも食べられてるよ。
ヨーロッパ人のほとんどがタコを食わない、というのは本当のようだが
ウソの話。ヨーロッパでタコ・イカを食べないって話、誰が広めたんだろ?
そうなん?
アメリカ人がタコ見て「とても食えない」とか嫌悪感を浮べてるのをテレビで見た事があったような。
あれは何系のアメリカ人だったのだろうか?
よくぶつぶつが気持ち悪いから欧米人は食わないって何かの本に書いてあった気がするけど。
「欧米人」とひとくくりにされても困るので。
英米人は「悪魔の魚」とかいって嫌う人が多いです。
イタリア・ギリシアなどの地中海沿岸は食べてます。
実物はやっぱり不気味だよ。
魚など絶対に釣れない。
魚は大陸棚(浅瀬)にしかいないからだ。
ともかく、大航海時代であろうがその前、その後だろうが、魚を食べることに抵抗があったか
なかったか、魚食文化がどうのこうの言う前に考えてみたらどうでしょう。
軍用艦船・商船・探検船を問わず、長距離を航行する船の上で、釣り糸をたれて魚を捕る事
によって食料をまかなえると思った航海者がどのくらいいたか。
不可能です。
魚取りなどに地道を上げていられるほど航海はヒマじゃないし、第一オールを漕ぐにしろ帆を
揚げるにしろ、人手がかかるものです。海の魚などをあてになどできません。
で、保存食料はどうするか。ヨーロッパ人の考えた保存食料は、塩漬け肉だったのです。
樽に新鮮な牛や豚の切り身をぶっこんで塩をふる。これで何ヶ月から何年も保つ食料が確保
されたのですから、そうなると魚などに見向きもしなくなった訳。
西欧人も魚食文化はありますが、沿岸だけで内陸の住民にはありませんよ。金持ちの道楽
ででもなければ。
>>96,97
>軍用艦船・商船・探検船を問わず、長距離を航行する船の上で、釣り糸をたれて魚を捕る事
>によって食料をまかなえると思った航海者がどのくらいいたか。
>不可能です。
大航海時代という言葉に騙されてる。マゼランやコロンブスの大洋航海
の最中しかイメージがないの?大航海時代といってもほとんどは
沿岸航海だよ。だからこそ、大航海時代の植民地は沿岸地だけ。
要は寄港地が欲しかったんだから。
>魚取りなどに地道を上げていられるほど航海はヒマじゃないし、第一オールを漕ぐにしろ帆を
>揚げるにしろ、人手がかかるものです。海の魚などをあてになどできません。
航海期間中、ずっと航行してると思ってる?移動しては補給して、補給しては
移動して、の繰り返し。停泊している期間は結構あったよ。下っ端の水兵
でもオウムとかの鳥かご持ち込んで世話したり馬鹿単語を教え込む
時間はあったんだよ。魚釣りぐらいは可能。実際、蛆取り用の魚を
どこから調達したと思ってるの?まさか干物で蛆が取れるとは思って
ないだろうね?
>西欧人も魚食文化はありますが、沿岸だけで内陸の住民にはありませんよ。
川や湖沼の魚は食べてるし、海魚を内陸部の人間が食べないのは
当たり前でしょ。日本のような小さな島国でもサメぐらいしか
昔は食べてないよ。
>>98
マジメに論議したい。
まず、当方のは航海中に魚で食料をまかなえたか、という命題への考察なのだが?
それに対しての回答として、魚onlyは不可能、ということ。よろし?
そして、ここで問題になっているのは、漁船ではなく、軍艦艇・商船・探検船と限定する。
その上で申し訳ないが食料を消費する航海中の外洋船の事とする。
この範疇以外でのことであれば、また別に、ということではいかが?
>大航海時代といってもほとんどは沿岸航海だよ。
沿岸を離れ、大西洋などの大洋に乗り出した時代を大航海時代と考えるのは浅学だろうか? このあたりは定義の問題も絡むから、正しい解釈があったらご教授願いたい。
沿岸に沿っているから魚が釣れると言いたいのか? 沿岸は風や海流の変化が激しい事をご存じか? 漁業に従事している船舶ならともかく、上記船舶は全員に行き渡るほどの魚を捕っている余裕はない。少なくとも、継続しては不可能。
>移動しては補給して、補給しては移動して、の繰り返し。停泊している期間は結構あったよ。
大航海時代、船舶が外洋にあったその理由の一つが、安全な補給地とうまみのある交易地を得ることだ。のんびり補給するためには、まず補給する安全な寄港地が必要。
当時の帆船が、未踏査の陸地を発見してから安全を確保しつつ錨拍するまでは最低3日はかかる。ちょいちょい止まってられるものではない。
下っ端の水兵がオウムを飼っているといったお話は、そこに陸地があり、寄港した経験が伝わってある程度安全が確保されたのちの時代のもの。パイオニアは余裕はない。
コロンブスがインド(と呼ばれてしまった)の土産物を持ち帰ったのは、そうしなければ魅力ある新領土に到達したと納得してもらえないから。なにしろ、国家財政を傾けてこのプロジェクトに投資したのだから、当然成果を要求するわな。
お取り込み中失礼。横レス。
>西欧人も魚食文化はありますが、沿岸だけで内陸の住民にはありませんよ。金持ちの道楽
>ででもなければ。
それは違う。少なくとも大航海時代には欧州を魚の流通ルートが
走っていた。薫製、干物、塩漬け、酢漬けなどでね。
キッパーなど欧州各国に固有の魚加工品があることだけつけ加えて
おきます。
ザワークラウトってのはキャベツが多めに入ってる。
その代わりこれを食えと強要すると船員が反乱を起こしかねない諸刃の剣。
素人にはお勧めできない。ま、>1はレモンでもかじってなさいってこった。
>>大航海時代でも沿岸航海なら良いが、大洋を航海中は
魚など絶対に釣れない。
魚は大陸棚(浅瀬)にしかいないからだ。
オレもそう思っていたが、かの有名な「コンチキ号漂流記」では
太平洋のまっただ中でも魚がバンバン取れたとある。
太平洋のまっただ中ってことは、
実はハワイ群島の近く(かどこかの浅瀬帯)だったとかいうオチはないの?
そんなところは通ってない。
どの辺で釣ったかはもう忘れたが、餓死ししようにもできない、とか、
イカはまずいのでこれを餌にシイラを釣った方がマシ、とか
魚には事欠かないような記述はたくさんあった。
あったね。起床後はイカダに飛び込んだトビウオを拾い集める
ことを持ち回り当番でやっていたとか。
サメをつって、海水につけアンモニアを抜いて食べたとかも
なかったっけ?サメつりはスポーツとしてやっていたらしいけど。